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日銀騒動はドウナッタ [ニュース・社会]

今朝、カメ(草カメ)の水槽の水替えをした。

水槽の下に敷いていた新聞に、福井日銀総裁の写真が載っていた。

水で濡れて顔がシワクチャ・ヨレヨレになっていた。

 

福井日銀騒動は、終結した、モヨウである。

『人の噂も七十五日』だ、そうである。

露見しなければ「ホッカムリ」し、露見したらヒタスラ「七十五日」を待てばイイのか・・・と思う。

 

日本の全世帯数の10%が生活保護世帯程度の年収で暮らし、庶民が日銀の低金利政策で忍耐を強いられるなか、日銀「内規」に反しないとはいえ、庶民感情に反する仕方で、結果的に、「私腹を肥やした」ことは、事実、である。

政府が、事実上、救済したといっていいのだろう。

 

銀行の巨額債務を政府が血税で肩代わりし、日銀総裁の(庶民感情からいけば明らかな)不正を許す反面・・・、社会保険庁への生活保護の申請を、アレコレ御託を並べて(拒否してはいけない法的規制がありながら、経費節減のため)申請の受理を拒否していることが、今、注目されている。

小泉首相はまるで、任期最後のレジャーを楽しむかのごとく外遊に次ぐ外遊だ・・・ 

 

人民は弱し 官吏は強し 相変わらず「人民は弱し官吏は強し」かと呟きたくなるところだ。

 

加藤さんのとこに押し入った右翼は、右翼らしくありたいということで、加藤さんのところに行ったようだが、ホントウニ右翼らしくあるのであれば福井さんとこの方が右翼らしかったかもしれない。

昭和7年血盟団事件。

「一人一殺」の合言葉のもと、井上準之助元蔵相、三井合名理事長團琢磨(作曲家團伊玖磨の祖父)が「血盟団」員に射殺された。

前年(6年)は、東北の飢饉などあり、身売りが横行し、農村は窮迫していた。

「血盟団」は海軍青年将校らと組んで、農村の窮乏を救わんがために政財界要人の暗殺を企てたのである。

「血盟団」の首謀者は、井上日召。右翼の巨頭頭山満のところにかくまわれていたが自首。

團琢磨暗殺の犯人ら、実行犯は、たしか、山本玄峰老師らの嘆願により刑が軽減されたと聞く。

(團琢磨暗殺犯は、後に茨城県議会議長になった。)

「血盟団」団員らの見聞きしていた、昭和初期の農村の窮乏は、ソレはソレはヒドイものだったらしい。

もう少し、加藤さんのところに入った右翼が勉強熱心で、日本の経済事情が、昭和初年のように窮迫していたなら、右翼は、加藤さんのとこでなく福井さんのとこに飛んでいったかもしれない。

昭和の蹉跌―血盟団と五・一五事件

昭和の蹉跌―血盟団と五・一五事件

  • 作者: 粉川 幸男
  • 出版社/メーカー: 西田書店
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 単行本


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扶侶夢

例えて表現をするならば、「空洞化」の一言に尽きますねえ。歴史認識の消化不足や勉強不足もさることながら、学校教育の荒廃によって根本思想が培われないまま言動に及ぶ、活動家が増えています。
右翼などと呼ばれる事に「恥」を感じていただきたいですね。単なるエゴを憂国の念にすり替えるなんて不届千万。血盟団の団員たちが草葉の陰で泣いてます。
右翼も左翼も、自分自身に対して(日本の思想団体の空洞化自体に)憂国の念を感じていただきたいものですね。
by 扶侶夢 (2006-09-03 12:23) 

環虚洞

《右翼団体で閑職にあり、借金もあって、右翼らしい死に場所を求めて及んだ「犯行」だった・・》と、聞き、呆れてしまいました。要するに「単なるエゴ」ですよね。右も左も「至誠」「無私」、「人民のため」を思い、ヤムナク決起というのが本来の姿であったのでしょうが・・・ナントモハヤです。
by 環虚洞 (2006-09-03 17:15) 

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