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日本と世界『働き方』/J.P.モルガンが行った驚きの改革/Z世代アメリカ人の変化「会社はカルチャーで決める」/ChatGPTは日本企業にとっ [経済関連]

日本と世界『働き方』/J.P.モルガンが行った驚きの改革/Z世代アメリカ人の変化「会社はカルチャーで決める」/ChatGPTは日本企業にとっ
PIVOT 公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=3IEdPBkjleg

昨年の1月、下記の本を買った。日本の大手化学メーカー『帝人』の社長経験者(安居 祥策)が日経「わたしの履歴書」に掲載後加筆したものだ。出版されたのは2010年である。

いつも乱戦: ごまかしのない経営

いつも乱戦: ごまかしのない経営

  • 作者: 安居 祥策
  • 出版社/メーカー: 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
  • 発売日: 2010/08/01
  • メディア: 単行本


いかに安居氏の目先が利いたかを示す内容といっていい。氏は最近になってようやく話題になっているようなこと(PIVOT 公式チャンネルで取り上げられているようなこと)を一早く自社に取り入れていった。経営トップというのはこういう人のことをいうのか、こういう責任があるのかと知ることのできる内容である。

そもそも本書を入手したのは『帝人』の歴史を記すネット記事を読んでのことだ。面白かったので、また読もうと探しているが残念ながら見つからないでいる。『帝人』社長夫人に大屋政子という一時テレビでもてはやされた派手派手なおばちゃんがいたが、その絡みが記されていたのだったと思う。その記事の中で、安居氏のことを知った。

58安居氏は『帝人』入社以降、いわば出世コースの外を歩かされる。会社の本業と離れた自動車(ボルボ)販売を任されたり、海外に出されたり、合弁企業の整理を任されたりした。しかし、それが自社を含め日本の企業風土を外から見る視点を培わせたのだろう。やはり「かわいい子には旅をさせよ」である。いくら旅をしても育たない者もいるが、安居氏は巨人になった。

その派手派手おばちゃんの夫で『帝人』社長であった「大屋晋三」についてウィキペディアには次のように記されている。

「しかし、末期には行き過ぎた多角化が裏目に出たことと、高齢からくる経営能力の低下に加え妻の政子が経営に介入するなど、その弊害が目立つようになった。社長在任中の1980年に死去。妻と共に大阪市内のお寺「法得寺」に眠る。なお、帝人においてはその後、2000年代前半まで大屋時代の無謀な多角化の事業整理とリストラに追われ(さらにその結果、リスクを避ける消極的な社風の蔓延という副作用も生んだ)、その後始末に目処が付いたのは大屋から数えると5人目の社長となる 安居祥策 の時代になってからである」。

安居氏は、『帝人』の負の遺産の尻ぬぐいをしたということになる。いわば、しんがりである。強くないとできない。

日本政策金融公庫総裁に財務省次官OB就任(13/10/11)
https://www.youtube.com/watch?v=2kc0KRDXer4




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