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1日1分で本当に血圧が下がる、驚きの「降圧体操」  薬を飲む前に、まずはこれを試すべし [健康関連]

以下は『現代ビジネス』2018・6・23掲載の加藤雅俊薬剤師による記事。血圧とNO(エヌオー・一酸化窒素)の関係について記されているので注目した。以前、日光にあたることとNOと血圧との関係が説かれている記事をどこかで読んだのを覚えていたのである。結局のところ記事は、加藤氏の著書の紹介なのであるが、その本のAmazonレビューも総じていい。実際に試してみる価値はありそうである。

1日1分で本当に血圧が下がる、驚きの「降圧体操」  薬を飲む前に、まずはこれを試すべし
https://gendai.media/articles/-/56042?imp=0


1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない! (講談社の実用BOOK)

1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない! (講談社の実用BOOK)

  • 作者: 加藤 雅俊
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


『1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない!』
血管を若返らせ、血圧を下げるシンプルな体操を初公開。危険な高血圧とそうでない高血圧の見分け方、食事やツボ押しなど血圧を下げる生活習慣も紹介。


ちなみに、『1分で血圧を下げる』で、YouTube検索したら以下のページが示された。
https://www.youtube.com/results?search_query=1%E5%88%86%E3%81%A7%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%82%92%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%82%8B

(血圧関連の加藤氏の最新刊は以下の本であるもよう)

1日も早く薬をやめたい人の血圧を下げる本

1日も早く薬をやめたい人の血圧を下げる本

  • 作者: 加藤雅俊
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2021/05/17
  • メディア: Kindle版


1日1分で本当に血圧が下がる、驚きの「降圧体操」  薬を飲む前に、まずはこれを試すべし

年齢とともに高くなっていく血圧。健康診断でひっかかり、病院に行ったところ血圧を下げる薬を処方され、飲み始めたら下がったので一安心……。とはいえ、「薬をやめたらまた上がるのでは?」という悩みを抱えている人は多いでしょう。/ そんな疑問に、「薬はいらない。血圧は簡単な体操ですぐに下がります!」と答えてくれるのが薬剤師で予防医学の第一人者、加藤雅俊氏。新刊『1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない!』では、簡単な降圧体操を紹介するとともに、薬を飲み続けることの危険性についても警鐘を鳴らしています。加藤氏に話を聞きました。
薬で血圧を下げるリスク
現在、推定4300万人いるとされる日本の高血圧患者。その中の多くの人が「このまま放っておくと動脈硬化が進行しますよ」などと言われ、血圧を下げる薬を飲んでいます。/ でも実は、その薬を飲むこと自体が危険なことだとしたら……? / そもそも、私たちの血圧はなぜ高くなっていくのでしょう? その原因の大半は、加齢や運動不足により血管が硬くなっていくことにあります。/ 血管が硬くなれば、血液が流れるときに血管が広がりにくくなりますから、当然、血管壁にかかる圧力が高くなります。/ 後述しますが、こうした高血圧の場合は、血管を柔らかくする運動を行えば、薬に頼らずとも血圧を下げることができます。/ 怖いのは、心臓や脳など体のどこかに病気が潜んでいて、それが原因で血圧が高くなっている場合。実は体は、血圧を上げることで「病気が潜んでいますよ!」と知らせているのです。/ それなのに、病気を探らずに降圧剤を飲んだらどうなるでしょう? 血圧の数値は下がりますが、当然、病気は進行していきます。/ よく高血圧を抱えていた人が、突然倒れて亡くなることがあります。このとき医者は、「高血圧が原因です」と言いますが、それはまったくの反対。病気があるから高血圧だったのです。/ つまり、高血圧は自分の体からの大事なサイン。降圧剤を飲むことはそのサインを無理矢理消すという行為で、本当はとても怖いことなのです。/ また、血圧の薬を飲むことは、体が発しているサインを消してしまう以外にも危険があります。なぜなら、血圧を下げる薬というのは、同時に、血流を悪くする薬でもあるからです。 / 血液の運搬量を減らしてしまえば、全身に十分な栄養が行きわたらなくなってしまいます。ですから、血圧の薬を飲んでいる人は、白内障や緑内障といった目の病気を発症することも多く、また脳への栄養も減ってしまうため、認知症を発症する可能性も高まるのです。/ もちろん、血圧の薬を飲んでいる方に、「今すぐ薬をやめてください」と言うつもりはありません。 / ただ、加齢や運動不足が原因の高血圧の方は、これからご紹介する体操で血圧を下げ、最終的に薬を卒業していただきたいと思うのです。
1分の体操で血圧は下がる!
忙しい方でも筋力がない方でも、いつでも簡単にできるようにと開発したのが「加藤式降圧体操」です。 / この体操の最大の特徴は、NO(エヌオー・一酸化窒素)という物質に着目した点にあります。/ NOは、血管の「内皮細胞」という部分から分泌され、血管を柔らかくしなやかにする働きがあります。NOにその作用があることを発見した研究は、1998年にノーベル医学・生理学賞を受賞しています。/ このNOはどういうときに分泌されるかというと、血流が一気にアップして血管の内皮細胞が刺激されたとき。 / そこで効果的なのが、一旦ギューッと筋肉に力を入れて血管を縮めておいてからパッと緩める、という方法です。 / せき止められていた血液が一気に流れますから、血管の内皮細胞への刺激が強くなり、NOもたくさん分泌されるというわけです。 / 水が流れているホースを足で踏んでせき止めておき、パッと足を離すと、水は何もしていないときより勢いよく流れ出しますよね。それと同じです。(挿絵:アイソメトリックトレーニング) / 「加藤式降圧体操」はこの原理を用いたもの。つまり、短時間でたくさんのNOを分泌して血管を柔らかくするという、非常に効率的な体操なのです。 / では、その「加藤式降圧体操」の一部を紹介しましょう。 / 「加藤式降圧体操」には体の表面と裏面に刺激を入れる「表裏体操」と、胸、背中、お腹、太ももの大きな筋肉に働きかける「部位別体操」の2種類があります。 / 今回は、部位別体操の中の「胸の体操」をご紹介いたします。 / 胸の前で手のひらを合わせ、ギューッと力いっぱい押し合うようにします。10秒たったら一気に力を抜きましょう。(写真あり) / この体操は、心臓に近い大胸筋を刺激するので特におすすめです。 / 1日1回が基本ですが、何回行っても構いません。椅子に座ってできるので、仕事の合間などにもおこなえますから、ぜひ試してみてください。
どこからが高血圧?
みなさんは、どれくらいの数値からが高血圧だと思っていますか? 上が130mmHgを超えたらと高血圧、と言う方もいらっしゃいますが、本当にそうなのでしょうか? / 日本高血圧学会が定める「高血圧治療ガイドライン」によると、上が130〜139mmHgまたは下が85〜89mmHgで「正常高値血圧」とみなされます。「正常高値血圧」とは、高血圧予備軍ということ。 / この値より上、つまり上の血圧が140または下の血圧が90を超えると高血圧とみなされ、「下げないと危ないですよ」と薬を処方される、ということです。(血圧分類を示すイラスト) / この140または90以上という数値がどのようにして設定されたのか、ご存知でしょうか? 実を言うと、日本で高血圧の設定値がこれほど低く定められるようになったのは、2000年から。比較的最近のことなのです。

基準値はもっと緩くていい
かつての高血圧設定値は今ほど低くはありませんでした。 / 1960年代後半に日本の医学部で最も広く使われていた『内科診断学』という教科書では、最高血圧は「年齢+90」という算式が用いられていたのです。/ つまり、今60歳の人なら「60+90」という計算になり、上の血圧が150以下なら正常とみなされていた、ということ。70歳なら160以下、80歳なら170までは心配する必要はないとされていたのです。/ ところが1999年にWHO(世界保健機構)とISH(国際高血圧学会)が「140/90以上は高血圧」と定義すると、日本高血圧学会もこれにならい、2000年に「140/90以上」を高血圧とし、目標数値を「130/85未満」にまで引き下げたのです。これにより、日本の高血圧患者は激増しました。/ しかしその後、やみくもに血圧を下げることが必ずしも良いわけではない、というデータが出てきたこともあり、後期高齢者の降圧目標は「150/90以下」に引き上げられています。 / こういった経緯を知ると、そもそも「果たして自分は本当高血圧なのだろうか?」という疑問が沸いてくることでしょう。/ 年齢とともにジワジワ血圧が上がってきていて、かつ最高血圧が「年齢+90」以内におさまっているならとくに心配する必要はありません。 / もし「年齢+90」を超えたとしても、急激に上がったわけではなく、しびれや息苦しさなどの異変がない場合は、すぐに「薬で下げよう」とするのではなく、まずは降圧体操をおこなってみましょう。大抵の人は、それで血圧が下がるはずです。

一生血圧の上がらない体を作る
年齢とともに血圧が高くなるのはごく自然なことです。 / なぜなら筋肉量が落ちて血管が硬くなっていくから。こういった、年齢とともにジワジワ上がっていく慢性的な高血圧は、NOの分泌量を増やすことで血管を柔らかくしてあげれば、大抵はすぐに下がります。わざわざ薬を飲む必要はありません。 / 先に、「血圧が急激に上がったときは、何か病気が潜んでいることを知らせるサインである」とお伝えしましたが、年齢とともにジワジワ上がっていく高血圧も、「血管が硬くなってきていますよ。だから柔らかくしましょう」というサインなのです。 / 「今は血圧が正常」という人も年齢を重ねるにつれ、徐々に血圧は高くなっていきます。運動でNOの分泌量を増やすことは、将来の高血圧予防のためにも不可欠なのです。 / NOを効率よく分泌させる「加藤式降圧体操」で、ぜひ一生血圧の上がらない体を目指してください。

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