SSブログ

高齢者が高血圧になるのは当たり前…「長生きするには血圧を下げなくてはいけない」のウソ [健康関連]

養老孟司先生の虫取り仲間で、仲良しお友達の池田 清彦先生が、以下の記事を書いている。新しい本の宣伝のようである。

あなたもわたしも、降圧剤ビッグビジネスのカラクリにカラメ取られているやもしれない。

つまるところ、専門家の意見も鵜吞みにすることなく、自分のカラダのことは自分のカラダとよく相談しましょうということになるのだろう。

高齢者が高血圧になるのは当たり前…「長生きするには血圧を下げなくてはいけない」のウソ
専門家が必死で守る「降圧剤ビッグビジネス」のカラクリ
PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/61331
(以下、上記記事から引用)

知られざる降圧剤ビッグビジネスのカラクリ

少し古い記事になるが、2017年11月14日付の日刊ゲンダイヘルスケアの記事によると、長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科の永田宏教授が厚生労働省のNDBオープンデータをもとに試算した結果、処方量の上位100品目までの降圧剤の合計金額はなんと5492億円にもなるらしい。

永田教授は「降圧剤はよほどオイシイ商売なのでしょう」と書くにとどめているが、「降圧剤をオイシイ商売にするため」に製薬会社が政治家やWHO、そして学会などに働きかけ、無理やり基準を厳しくさせたというほうが明らかに合点がいく。

そういえば2014年に、日本人間ドック学会が約150万人のデータをもとに、147/94mmHgまでは正常とする新しい基準の提唱を行った。すると案の定、2000年から「140/90mmHg以上は高血圧だ」と言い張っている日本高血圧学会は激怒したのだが、そのとき、医療費削減を目論む行政側の陰謀ではないかと一緒になって猛反発したのが製薬会社だったのである。

「正しい基準値」を必死に広報する学会

結局このバトルは、「自分たちは将来の合併症発症の観点で基準値を決めている」と主張する日本高血圧学会の勢いに押されたのか、日本人間ドック学会のほうが「あくまで健康の目安であり、病気のリスクを示したものではない」という言い訳をして、事実上折れるかたちで決着したようだ。

しかし、日本高血圧学会のほうは、世間に「間違った基準値」が広まって降圧剤をやめる人が続出したら大変だと思ったのか、「高血圧学会から国民の皆様へのお願い」なる声明文まで発表し、また、147とか94という数字に大きな「×」印をつけたパンフレットまで作成して、「正しい基準値」の広報に全力を尽くしたのである。

*****引用ここまで*****

【養老孟司】友達ルーティン【池田清彦】
https://www.youtube.com/watch?v=ZoCzFLuCw5Y

【養老孟司】血圧を心配してはいけません。その理由を養老先生が解説します。
https://www.youtube.com/watch?v=EtcVT6GdPuY


専門家の大罪 ウソの情報が蔓延する日本の病巣 (扶桑社BOOKS新書)

専門家の大罪 ウソの情報が蔓延する日本の病巣 (扶桑社BOOKS新書)

  • 作者: 池田 清彦
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2022/09/02
  • メディア: Kindle版



病院に行かない生き方 (PHP新書)

病院に行かない生き方 (PHP新書)

  • 作者: 池田 清彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2022/03/16
  • メディア: 新書




共通テーマ:日記・雑感