SSブログ

1942年映画『新雪』月岡夢二主演を見る [ドラマ]

幻の映画なのだそうである。

主題曲を聞いて、どこか聞き覚えのある曲と思った。名曲は残って、映画フィルムは軍によって焼却処分され、それが戦後になって発見されて、今日見ることができるのだそうである。そのことが以下のブログ記事に示されている。

幻の映画「新雪」
読書と著作 2005-09-14
https://blog.goo.ne.jp/tatsuouemura/e/3eb8ad88757db83523da327fddab7a4b


そういうことを知らずに「ねこむすめ」さんがユーチューブにアップしてくださっているのを、ありがたく拝見した。

New Snow :新雪(1942)
https://www.youtube.com/watch?v=FE1CedelQWo

この時代の映画は、よく子どもたちが登場する。この映画も小学校の訓導(先生)が、主演の月岡夢二と慕い合う(戦前らしく「奥ゆかしく」)関係になることもあって、子ども達が多数出てくる。

当時の子どもたちの学校での様子、家族との関係が分かってオモシロイ。

当該作品は、戦時中の映画で、いわゆる国威発揚・戦意高揚を意図したロマンス映画と言っていいように思うが、この頃はただただラブロマンスなど取り扱えないので、国威発揚・戦意高揚はオマケで(フィルムの配給を受けるために)付け加えたもようである。上記ブログにあるように、軍の焼却処分にあったというから、軍はオマケのマヤカシを察知したということになるのだろう。

なにはともあれ、当時二十歳の月岡夢二が美しい。

月岡夢二
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E4%B8%98%E5%A4%A2%E8%B7%AF

新雪(灰田勝彦)昭和17年
https://www.youtube.com/watch?v=iF3Hw2wqOYU

以下は、当該作品についてAmazonレビュアー「購入者」さんの投稿から・・

【映画ファンのみならず阪急ファン、鉄道マニアも注目作!】
2017年5月27日に日本でレビュー済み
大阪の作家、藤澤恒夫が戦時中に書いた新聞小説を松竹から大映に移籍した五所平之助が監督した恋愛ドラマ。先ごろ94歳で亡くなった当時20歳のタカラジェンヌ、月丘夢路と戦前を代表する二枚目、水島道太郎の恋模様も新鮮だが、それにもまして見どころは阪急六甲駅付近でのロケ撮影シーン。まだ構内踏切が残る2面4線の島式ホーム時代の六甲駅に2両編成の900系(900)電車(正雀工場に保存されている)が到着するシーンや”六甲登山口”書かれた現在のバス乗り場付近の駅前踏切で月丘と水島が出会い、会話する。映画ファンのみならず阪急ファン、鉄道マニアにとっても、これが見られるだけでも貴重な一作である。また地元の高羽小学校の校庭のロケ撮影シーンもあり、これも懐かしく必見である。


新雪 [DVD]

新雪 [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: DVD




共通テーマ:日記・雑感