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日航機123便「墜落遺体」著者のネット記事 [本・書評]

これまで見た事件事故のなかで「凄惨」と思った第一は、「豊田商事事件」。社長が殺されたときの「フライデー」記事である。その写真がまた凄かった。よくもまあ、のこのこ部屋の中に入って行けたと思う。その時、ガードマンが配置されていたのではなかったか、報道陣に囲まれる中、居宅に侵入し、殺した血だらけの日本刀を示しつつ「おれが犯人や」と言いつつ出てきたのだったと思う。その様子はテレビでも放映された。

豊田商事事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E7%94%B0%E5%95%86%E4%BA%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6


ところが、日航機123便墜落に関しては、ほとんど記憶にナイのである。521名(ふつう520名とされるが、胎児が一人いたので)が亡くなった事故であるにもかかわらずである。事故後、あるめぐりあわせでボーイング社の部品調達をする方の通訳をするハメになって、その人と一緒に機会あるごとに「遺憾です」と言ったことが記憶にあるばかりである。

『墜落遺体』という本があるのも最近知った。その著者:飯塚訓氏の記事がネット掲載されているのを読んだ。画像も検索して見た。すごい写真がある。木に手がぶら下がっている。ばらばらになった手のひらが木に付いている。そんな写真だ。

『墜落遺体』は、墜落後、藤岡に搬送された遺体と向き合った人々の記録である。以下の記事を読むだけでも、たいへん心打つものがある。

御巣鷹山の日航機123便―“身元確認班長”に任命された男性の記録
https://gendai.media/articles/-/98086

日航機123便墜落事故——遺体搬入現場の極限状態
https://gendai.media/articles/-/98088

極限状態での看護師たちの献身―日航機123便墜落事故
https://gendai.media/articles/-/98090

遺体を引き取らない外国人と「早く家に連れて帰りたい」日本人―日航機123便墜落事故
https://gendai.media/articles/-/98170

母たちの祈り──困難を極める“遺体確認” 日航機123便墜落事故
https://gendai.media/articles/-/98257

日航機123便墜落——37年目の8月12日。あの日の犠牲者の遺書を読む
https://gendai.media/articles/-/98259


新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)

新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)

  • 作者: 飯塚訓
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/07/31
  • メディア: Kindle版




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