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「明治天皇すりかえ説」と継体天皇の話し

「明治天皇すりかえ説」というのがある。都市伝説として信憑性のナイもののように言われている。だが、話の出どころは宮内大臣経験者の田中光顕である。当方はホントウではないかという思いがある。

それに、討幕を企てた官軍側(長州藩)が皇軍の象徴である『錦の御旗』を偽造していたことを以下の本で読んだ。であれば、自分たちに都合よく物事が運ぶように、天皇の偽造くらいやりかねない。


靖国誕生 《幕末動乱から生まれた招魂社 》

靖国誕生 《幕末動乱から生まれた招魂社 》

  • 作者: 堀 雅昭
  • 出版社/メーカー: 弦書房
  • 発売日: 2014/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ブログ【団塊世代の我楽多(がらくた)帳】の以下の記事は「明治天皇すりかえ説」をよくまとめている。

明治天皇は即位直後に暗殺されて南朝系統の大室寅之祐にすり替わっていた!?
https://skawa68.com/2021/04/07/post-66948/#:~:text=%E5%89%8D%E3%81%AB%E3%80%8C,%E5%8D%97%E5%8C%97%E6%9C%9D%E6%AD%A3%E9%96%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%20%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%A7%E3%82%82%E5%B0%91%E3%81%97%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%80%81%E3%80%81%E7%AC%AC122%E4%BB%A3%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87%EF%BC%881852%E5%B9%B4%EF%BD%9E1912%E5%B9%B4%EF%BC%89%E3%81%AF%E3%80%81%E5%8D%B3%E4%BD%8D%E7%9B%B4%E5%BE%8C%E3%81%AB%E6%9A%97%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%99%E3%82%8A%E6%9B%BF%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%AA%AC%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

大室寅之祐は本当に南朝の末裔だったのか?嘘だとすれば今の天皇家の祖先は?
https://skawa68.com/2021/04/08/post-67035/


上記書籍『靖国誕生』のなかで、長州の貧家出身の山形有朋が明治天皇を軽くあしらった記述があったが、それもまた、すりかえられた天皇であることを承知してのことであったのカモしれない。
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2015-09-14

「すりかえ」られたとされる天皇は、一応「南朝の系譜」に連なる者と思われていたようだが、実際にはそうでなかったようである。

ブログ管理者は、最後にいう。(以下、引用)

大日本帝国憲法が、天皇家を「万世一系」と言ったり、天皇を「神聖不可侵の現人神(あらひとがみ)」としてことさらに神格化したのは、明治の元勲たちが偽物の天皇を仕立て上げた偽装工作の発覚を恐れたためではないでしょうか?

私が高校生の時、歴史の教師だったと思うのですが、「今の天皇だって、元々はどこの馬の骨だかわからない」と不謹慎な、戦前なら「不敬罪」で逮捕されそうな話をしたことがあります。

この発言も、以上のようなことを考え合わせると荒唐無稽な話ではなく、あながち的外れでもないように思います。

****引用ここまで****

「どこの馬の骨だかわからない」者が天皇になって、それでもなんとかやってこれたのは、侍従たちが有職故実にのっとって補佐し供奉してきたからではないか。有職具実は知識であり、教養であり、教育で身につけることのできることだ。

「明治天皇すりかえ説」が真実であれば、日本の象徴たる天皇家を一斉取り換えしてもいいはずだ。

「現在の皇室までつながる天皇系統の始まりとする説」のある第26代継体天皇は、「皇統(断絶)の危機を救った天皇」(『歴代天皇』研秀出版)とされている。「先帝とは4親等以上離れて[注 1]かつ傍系で即位した最初の天皇」とある。後に「血統の正当性を誇示しようとした」ところをみると、皇統に連なる存在として権威を補強しなければならなかったのだろう。うしろめたささえ感じていたのかもしれない。皇位簒奪者であるという説もある。概して謎に包まれた人物である。つまり、「どこの馬の骨」とも分からないものが、あれこれ経歴をいじって、皇統に入り込んだと考えることもできなくもない。

継体天皇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%99%E4%BD%93%E5%A4%A9%E7%9A%87

ただひとつ言えることは、畏敬の念を覚えずにはいられない何かしらがあったのだろう。それは武力かもしれないし、知力によるものかもしれない。いずれにしろ、シモジモから軽蔑されるような存在ではなかったはずだ。そうでなければ、使者が遣わされて天皇として迎えられることはなかったはずである。

現在も皇統断絶の危機にある。現在の皇室の初めとされる継体天皇が、上記のような存在であったのであれば、南朝由来のDNAをもつ人物をみつけて、徹底的に有職故実を学ばせ、帝王学を身に着けさせて、天皇としても差し支えないように思われる。

それで国民が「象徴」として納得するなら、それはそれでいいのではないか。

蛇足だが・・

以下のコメディ映画では、新興宗教に多額の投資をする元男爵家の御曹司が登場する。教祖となるのは西郷隆盛の血をひくとされる外国人。結局、関係者すべてが騙される。ダマし、ダマされた原因は、単なる思い込み・・という話である。こんな映画が、先の戦争の真っただ中で作られていた。なんとなく、天皇制をチャカしているようにも見える。

續 南の風
https://www.youtube.com/watch?v=TNhrbVMaar8&t=4284s

獅子文六原作『續 南の風』1942年を見る
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2021-03-09-1


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