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成瀬巳喜男監督『歌行燈』(1943)を久しぶりに見る [ドラマ]

泉鏡花原作・成瀬巳喜男監督『歌行燈』
https://www.youtube.com/watch?v=gEgfZ7Ixvsc

上記映画をひさしぶりに見る。よく出来た映画だ。


泉鏡花の原作は、場面が入り組んでいて、理解しにくい。

原作:青空文庫『歌行燈』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3587_19541.html


それを、親切に解説するサイトがある。

『歌行燈』の物語を分かりやすく解説!登場人物から舞台設定まで!
https://bungakubu.com/utaandon-izumikyouka/


原作を、久保田万太郎は、みごとに脚色している。感動的ですらある。

久保田万太郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E7%94%B0%E4%B8%87%E5%A4%AA%E9%83%8E#%E4%BA%BA%E7%89%A9%E3%83%BB%E9%80%B8%E8%A9%B1


映画を、大づかみにまとめるなら、「ゆるす」話しである。勘当した子を「ゆるす」物語であり、父の仇を「ゆるす」物語であり、自分自身を「ゆるす」物語である。ゆるし・ゆるされる経緯がこころを打つものとなっている。


歌行燈 (岩波文庫)

歌行燈 (岩波文庫)

  • 作者: 泉 鏡花
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/06/17
  • メディア: 文庫




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