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山本嘉次郎監督『希望の青空』1942年を見る [ドラマ]

Hope youth(1942)
https://www.youtube.com/watch?v=12aC4Q-2ujI

コメディー映画である。

だが、しんみりする場面もある。人生について考えさせられもする。

錚々たる人たちが出演している。主演級がぞろぞろ出ている。高峰秀子 / 池部良 / 原節子 / 入江たか子 / 山本礼三郎 / 花井蘭子 / 霧立のぼる / 二葉かほる / 藤原鶏太 / 英百合子 / 中村メイコ / 大日方伝 / 音羽久米子 / 江川宇礼雄 / 月田一郎 / 佐伯秀男 / 高田稔 / 岸井明 / 細井俊夫 / 沢村貞子 / 大川平八郎 / 矢口陽子 / 羽鳥敏子 / 河野糸子 / 嵯峨善兵 / 深見泰三 / 伊達里子 / 進藤英太郎 / 小杉義男 / 御橋公 / 真木順 / 一ノ宮敦子といった面々だ。

お話はメーテルリンクの『青い鳥』を下敷きにしているようだ。

若いふたり(高峰秀子と池部良)の結婚話が持ち上がる。ふたり共に学生であり、まだ結婚には早いと感じている。ふたりの家族双方がイイ「縁」談であると応援する。それで、実際の結婚生活はどのようなものか、ふたりで池部の家の兄家族を訪問してみることにする。

ところが、みんな幸せそうでない。それにも関わらず結婚生活を維持している。若いふたりは訳が分からなくなる。

映画のラスト、これから嫁ごうとする姉(原節子)が花嫁衣裳姿で、若いふたりが結婚するにふさわしい(状態にある)ことを教えていく。ふたりは「青い鳥」を見つける。
1:29:45~1:34:10

縁談は「縁」がないと始まらない。そして、ふさわしい状態でないと結ばれない。

そんなことを考えさせられる映画だ。

青い鳥 (新潮文庫)

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  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2021/02/15
  • メディア: 文庫



カツドウヤ自他伝 (1972年)

カツドウヤ自他伝 (1972年)

  • 作者: 山本 嘉次郎
  • 出版社/メーカー: 昭文社出版部
  • 発売日: 2021/02/15
  • メディア: -




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