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ごきぶりをやっつけた話

ゴキブリをしばらく見ないなと思っていたら、出てきた。真っ黒いヤツである。

たまにトイレなどの隅にでるのはチャ色の比較的ちいさいヤツだが、黒いのは大きい。

当方、昆虫は得意でない。さわることのできるのはカブトやクワガタのような甲虫類で、ヤワラカイのはダメである。ゴキブリも大人しく隅をほうを走りまわっている分にはまだ許せるが、飛ばれると最悪である。なにしろ、着地点が分からない。こちらに向かって飛ぼうものなら、タイヘンである。悲鳴こそあげないが、逃げたくなる。

最近、イイ殺虫剤がでた。ゴキブリめがけてスプレーしなくてイイ。相手を見なくてイイ。空間のボリュームに応じて必要回数スプレーしておけば、殺虫できる。

ゴキブリ ムエンダー 家中まるごと ゴキブリ駆除 80プッシュ(最大120畳)

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ムエンダーはけっこう値が高い。それでも、実際に効くのを見たので、これはイイと思っている。夜中トイレに起きて、チャバネを見かけたので、2度ほどプッシュしておいたら、つぎにトイレに行ったときに、死んでいた。

クロを見かけたときは、洗濯機の下に逃げ込まれてしまった。一応プッシュしておいた。どこかで死んだものと思っていたが、ふたたび出てきた。プッシュ数がまったく不足していたのだろう。ふつうのスプレーと同じ使い方ではダメだ。再登場して、家内の手にさわってカーペットの下に潜り込んだという。家内が、ここだと指さす。ハエ叩きを手にして、そこをスッと上げると、ゴキが逃げ出す。追いかけて、叩くこと複数回。空振りを繰り返して、ついに仕留めた。

たぶん先日逃げたヤツである。しかし、「1匹見かけたら100匹」という恐ろしい格言?がある。ネットで調べると、どうもいい加減なようだ。まあ、それでも念のために、餌として与えて殺虫するタイプの仕掛けをあちこちに置いた。以下のものだ。

効果のほどはまだ分からない。




という具合に、見かけると「ここで会ったが百年目」という扱いになる。ひどい話である。ゴキブリとしてみれば、親のカタキでもないのに、なぜそんなに憎まれなければならないのか分からないだろう。不思議である。真っ黒いからだろうか。そんなに黒いのが嫌悪されるのであれば、黒塗りの高級車など乗る人はいないだろう。

蛇に関しては、人間の心の深いところに嫌がられるように組み込まれているような話を聞いている。ユング心理学でいうところの「原型」と関係しているようだ。その辺のところは、日本におけるユング心理学の紹介者であり泰斗でもある元文化庁長官故・河合隼雄先生の本に分かりやすく記されていたと思う。関心のある方はご覧になるといい。「神」という言葉のない言語はなく、神概念をもたない民族はなく、神を崇拝するように人間のこころはできているようだが、同じように、蛇を嫌う部分もあるような話であった。

当方は、聖書の創世記3章にある神の言葉と関係しているように思う。そこには、人間を欺いて神に反逆させた蛇(その実体は悪魔サタン)に対する裁きの言葉が記されている。いわば、呪いといっていい。蛇のイメージがワルイのは、そのことと関係していると思う。

それとゴキブリがどうつながるかは、寡聞にして知らない。

ユング心理学入門

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