SSブログ

渡部昇一さんが亡くなった(その魂は・・・) [スピリチュアルな話題]

心不全だという。

杉並の自宅で倒れたという話である。

自宅とは、ご自分の書斎を指しているのだろうか。そうであれば、本望であろう。15万冊の本に囲まれて倒れたなら、いかにも渡部先生らしい。

書斎の画像
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B8%A1%E9%83%A8%E6%98%87%E4%B8%80+%E6%9B%B8%E6%96%8E&hl=ja&rlz=1T4LEND_ja___JP513&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwix0dKEsq3TAhUKWLwKHfurBcIQsAQINg&biw=1061&bih=536#spf=1


渡部昇一 青春の読書

渡部昇一 青春の読書

  • 作者: 渡部昇一
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2015/05/22
  • メディア: 単行本



「保守派の評論家」「保守の論客」とされているが、正々堂々、自論を展開してこられたのではなかろうか。

当方は、先生のよい読者ではない。にわか読者である。上記書籍をとおして、たいへんな読書家であることを知り、近しく感じるようになった。

目次 1 『 渡部昇一 青春の読書 』1~3章  WAC刊
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-12-17

目次 2 『 渡部昇一 青春の読書 』 4~5章  WAC刊
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-12-18

先生は、山形の鶴岡の出身で、講談社の庶民的文化の影響を受けて育ち、のちに上智大学に入り、カトリックの教えを受け入れ、洗礼を受けた。つまり、カトリック教徒・信者である。

上記書籍をとおして当方は、カトリックとはこういう考え方をするのだという気付きを与えられもした。

当方未読であるが、アマゾンの著作リストをみると、先生はスピリチュアルな発言もなさっている。「変」に思われることを懼れて、そのような話題を人は避ける傾向があるが、避けることなく持論を展開し、死者の霊魂について言及している。

カトリックでは、煉獄と呼ばれる場所・状態から、死者の霊魂が天国に行くことができるよう信者に祈るようすすめているという。死ねば肉は朽ち果て、骨となって、ついには土壌の一部となり、あとは何もなくなる・・という考えではなく、死者の体とは別に霊魂と呼ばれるモノがあって、死後も霊魂として生き続けるという考え方を、カトリックは宗派として保持してきた。

しかし、『聖書』そのものは、そのように教えてはいない。実際に調べてみれば分かることであるのに、たいへん知的レベルの高い方たちが、その教義を信じ、カトリック信者となっているという事実がある。おもしろいことである。

その根拠については、以前、当該ブログに記した。ご覧いただければ、幸いである。

聖書は「霊魂不滅」を否定している
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-05-13
聖書は「霊魂不滅」を否定しているーその2-
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-05-14
聖書は霊魂不滅を否定している-その3-
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-08-09


これだけ記して終わりにしてしまうと、死後の希望は何もないかの印象を与えてしまうが、実のところ、希望はある。

熱心なクリスチャンであり、殉教の死を遂げたと考えられている使徒パウロの言葉に次のようなものがある。

「そしてわたしは神に対して希望を持っております……義者と不義者との “復活” があるということです」(使徒 24:15)

渡部先生も、神の定めの時に、“復活” なさるにちがいない。


人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?

人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?

  • 作者: 渡部 昇一
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2012/03
  • メディア: 単行本



スピリチュアル講話 -魂は在るか- [DVD]

スピリチュアル講話 -魂は在るか- [DVD]

  • 出版社/メーカー: (株)T.E.G.
  • メディア: DVD


渡部昇一氏が死去 英語学者、保守派の評論家
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HAH_X10C17A4CZ8000/
2017/4/18 1:08

保守派の評論家と知られた英語学者で、上智大学名誉教授の渡部昇一(わたなべ・しょういち)氏が17日午後1時55分、心不全のため東京都杉並区の自宅で死去した。86歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は妻、迪子さん。

山形県出身。上智大大学院を経て、独ミュンスター大と英オックスフォード大に留学。帰国後、上智大教授に就任した。専門の英語学にとどまらず多数の著書を残し、内面の充実を説いた「知的生活の方法」がベストセラーに。「腐敗の時代」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。

保守派として教育問題、歴史認識問題などを積極的に論じた。天皇陛下の退位を巡る有識者会議では、退位に否定的な立場から意見を表明。政府の税制調査会特別委員なども務めた。

トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

トラックバック 0