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舛添さん、疑われたなら「第三者」を呼べばいい? [政治・雑感なぞ]

舛添 現・都知事が、疑いを晴らすために、「第三者」に調査を依頼するとのハナシ。

「第三者」に問題をゆだねれば、嵐も収まると思っているらしい。

小渕優子議員のときもそうだった。

「茶番」、小渕氏の関与否定を追認(第三者委員は、まるで「飼い犬」) 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-10-20

第三者の…第三者で… 舛添氏会見、「第三者」40連発
吉浜織恵 2016年5月21日09時38分
http://www.asahi.com/articles/ASJ5N7H31J5NUTIL06Q.html


ところで、

「第三者」の調査費用は、どこから出るのだろう。

これも、政治資金から?

それとも、自分で出す?

ケチで有名になった舛添氏が、自腹を切るとは思えない。

それとも、会見のツラソーな面もちは、自腹を切らざるをえないところから来るのか?


『毎日新聞』(5/21)に荒俣宏が、明治時代の警察官のことを、当時の新聞を引用しつつ書いている。

「ある邏卒(ラソツ:巡査)が三河島の川辺で拾ったドクロをよく洗ってやり、自費で埋葬した」話を紹介、人民を保護する警察官はドクロさえ保護すると繋げる書き方は、小咄の味わいさえ感じられる(「新聞の神髄は『雑報』にある」 荒俣宏の毎日コレ検索)

当時の警察官の給料はどんなものだったか。巡査の給料は、東京市長の給料よりずっと低かったはずだが、そうした巡査でも、ココロがあった。自腹を切ってカネをだすどころか、その骸骨を洗ってやったという。きっと、美談として扱われただろうことはまちがいない。

しかし、思うに、この巡査が落語通で「野ざらし」を知っていたならば・・であるが、、ワル~イ了見をおこしたとも考えられる。手厚い供養をすればするほど、見返りも大きいと考えたということだ。

落語 野ざらし
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E3%81%96%E3%82%89%E3%81%97


そうなると、「なんだ、つまりは、結局、自分の欲得だったのか・・」ということになる。

言いたいのは、美談だと思われるものも、フタをあければ、実は・・・ということである。

美談の度が深いほど、醜さが際だつ話になる。


舛添 現・都知事は、もはやドクロ同然、自分のドクロに供養(保護)をほどこし、見返りを得ようとしても、所詮、鼻に釣り針を引っ掛けるくらいがセキのヤマ・・・。

自分で鼻に引っ掛けた釣り針で、知辞職から引きづりおろされる前に、潔くハラを切った方が、カッコいいんと違います?

もっとも、都知事職は、金の卵を産むガチョウのようなもの。身銭も切れない人間に、ハラを切れ、都知事職を辞せというのは、とってもできない相談にちがいない。

ガチョウと黄金の卵
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%81%A8%E9%BB%84%E9%87%91%E3%81%AE%E5%8D%B5


古今亭志ん朝 「野晒し」
https://www.youtube.com/watch?v=EjJVmc3Pj0U


NHK落語名人選(27) 四代目 三遊亭円遊 味噌蔵・野ざらし

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