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原点日本の変人数学者映画 [ドラマ]

まず、誤解を避けるために、当方がたいへん変人を好むことを述べておきたい。南方熊楠、宮武外骨・・・。

自分があまりにもアタリマエなので(本当かな?)、きっと変人が好きなのだろうと思う。

ヘンジン呼ばわりして他の人を中傷、排斥するのでなく、少数派として尊重できるようでありたいという願いもあるのかもしれない。だって、そうされたら、誰だってイヤでしょ。

と、前置きをしたうえで・・・

毎日新聞に「科学と映画の間合い」と題した新しい連載がはじまる。筆者である渡辺政隆筑波大教授は、「映画のなかで、『科学(者)』(数学や技術も含めて)はどのように描かれてきただろうか。そんな視点に立った科学論的フィルモグラフィーに、しがらくお付き合いいただきたい」と抱負を記している。

その連載ショッパナ(3・4)が、〈数学者は「無垢な天才」?〉。

渡辺によると、日本人の持つ数学者のイメージ=“無垢な天才(変人)”という数学者像の原点をあえて映画に求めるなら、下記の映画「好人好日」に行き着くという。


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笠智衆と先ごろ亡くなった淡島千景が数学者夫婦役で出演。

笠智衆演じる数学者にはモデルがいて、その人物は 岡潔。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%BD%94

「岡は数々の奇行伝説を持つ人物で、在野で数学の研究に没頭し、国外で高い評価を受け、1960年に文化勲章に輝いた。数学は情緒の表現であり、情操教育を怠ると国が亡びるなどの発言で注目を浴び、毎日新聞に連載した随筆『春宵十話』で一躍、時の人となった」(上記記事から引用)

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