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鬱ではなく若年性認知症 [健康関連]

知人が鬱っぽくなって心療内科にかかるようになり、その後仕事を休職し、現在入院している。

入院後、鬱病だけでなく統合失調の疑いもあるなどいろいろ検査を受けていたが、MRI画像で前頭葉側頭葉の萎縮がみられるということで、いろいろあった選択肢が消えていくなか若年性の認知症ということで落ち着いた。

妻の嘆きは大きい。夫よりひとまわりほど若い妻は、50前の夫が廃人になってしまうという思いにとらわれ一人で面会に行けない状態だ。

かわいそうなのはやまやまであるが、慰めようがない。

診断がついた今、あえて言うなら、次の「山上の垂訓」中のイエスの言葉だろうか。

「次の日のことを決して思い煩ってはなりません。次の日には次の日の思い煩いがあるのです。一日ごとの悪はその日にとってじゅうぶんです」(マタイ6:34)

「次の日(将来)のこと」を(過度に)思いわずらうことなく、「一日ごと」に、生じる問題に取り組み、できること・できたことを喜びとしなさい・・ということなのだが・・、妻の現在の精神状態を思い、自分の配偶者が仮にそうなったことを考えると、おいそれと言えそうにもない。



本人・家族のための若年性認知症サポートブック

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若年認知症とは何か 「隠す」認知症から「共に生きる」認知症へ

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