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ひさしぶりのブックオフ

ブックオフにひさしぶりに出かける。

「立ち読み禁止」だそうである。新型コロナに感染する可能性が「立ち読み」にあるらしい。

そのように店内アナウンスされているが、立ち読みしている人はけっこういる。その近くに店員がいても、かくべつ注意するでもない。

以前なら「いらっしゃいませ、こんにちは」とバカの一つ覚えのように、定型句を発声していたが、それも、ない。発声=コロナをまき散らすと考えてのことだろう。

会計に向かうと、レジ袋を購入するかどうか尋ねられた。ちゃんと世の中の動きに合わせて稼動、営業している様子がわかる。


本日、購入した本は、ヘンな本ばかりだ。ヘンなというのは、当該記事を読む皆さんが、そう思われるであろうと思って、そう書くだけであって、実のところ、当方はちっともヘンに思ってはいない。本当にヘンに思っていたら、そもそも買ったりしない。

でも、題名を書いただけで、きっと顰蹙を買うかもしれないなと思う。

比較的マトモな方からいくと『現代文・小論文対応 読解キーワード』、藤平光一著「『気』の威力」、山平重樹著「仕事でつかえる ヤクザ親分の名言」。

しめて330円。

マトモな本からはマトモな考えしか出てこないが、ヘンな本は新鮮な見方を教えてくれる。

いろいろ多様な考えに触れるのはイイことだと思っている。ただし、ヘンな影響を受けないだけの芯があればこそと思う。自分には、そうした芯があると思っているのだが、さてどうだろう。

最近、「チップス先生さようなら」を引用する記事を書いた。チップスの魅力のひとつは、マトモな考えに捉われないところだ。たとえば、同僚のドイツ語教師が帰国してドイツ軍に従軍して戦死する。その報を伝え聞いた校長チップスは、イギリス軍人として戦死した生徒とともに、その元教師の名を挙げて追悼する。戦時下のマトモな考えからいけばヘンな対応である。どこまでいっても、元教師は敵でしかない。しかし、そのようなマトモな考えにチップスは束縛されないで言動する。
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2020-07-24

チップス先生、さようなら(新潮文庫)

チップス先生、さようなら(新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/07/29
  • メディア: Kindle版


「チップス先生さようなら」で、彼は、主義主張や国籍に捉われない人物として描かれている。要するに、真の自由人と言っていいだろう。偏狭な考えに束縛されないのだ。





「氣」の威力 (講談社+α文庫)

「氣」の威力 (講談社+α文庫)

  • 作者: 藤平 光一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1993/10/14
  • メディア: 文庫



仕事で使えるヤクザ親分の名言 (徳間書店)

仕事で使えるヤクザ親分の名言 (徳間書店)

  • 作者: 山平重樹
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012/12/07
  • メディア: 文庫




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