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リーマンショック以前の状態に戻った? [政治・雑感なぞ]

「マグナカルタ」創刊号の広告を見た。そうそうたる執筆者を集めている。

そのなかで、浜矩子の「巻頭論考」の主題とキャッチフレーズに目がとまった。

そこには、

「賢者の知恵、愚者の教訓」

(効果のあがらない金融政策を続ける日本のエリート。なぜ彼らは愚策を選ぶのか?)

と、ある。


きのうだったか、〈日本の株価?がリーマンショック前の状態にやっと戻った〉ような話をだれかがしていた。

当方は、もうリーマンショックはいつだったかも忘れているのだが、たしか、そのショックのあった冬、クリスマスの飾り付けが例年通りなされているニューヨーク(だったか、ワシントンだったかウロ覚えなのだが)で、通行人にインタビューをしているのをTVで見た。

その女性通行人は「クリスマスになって以前の活気が戻ってきて・・良かった・・」という話をしていた。

経済評論家のコメントではない。ごくふつうの人の生活感からいって、ショック以前の状態に戻ってきている“実感”がその時すでにあったということである。

当方は、あちらの経済状態の回復の早さに驚いた。

それに比べて、日本の現状は、リーマンショックなどいつのことか忘れた今頃になって、やっと回復基調になりつつあるというような話向きである。しかし、それは株価の話であって、当方の実感からいけば、相変わらずである。

これも、きっと、「効果のあがらない金融政策を続ける日本のエリート」が選んだ「愚策」の結果なのだろう。

浜のオババが実際なんと記しているかは読んでみないことにはわからないが、きっとそういうことなのだろう。

http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2012-04-16

昨日の更新で、むかしの政治家(首相)の顔には「風格」「威厳」があったという津本陽らの証言を示したが。風格威厳を感じさせナイ昨今の政治家の風格威厳のナサは、責任をほんとうに担おうとしないところから出ているように当方は思う。

要するに、最後に責任をとってハラを切る覚悟がないからだと思う。頭を下げれば、辞職すれば、それでおしまい程度の考え方からきているように思う。いざとなれば、互いに責任をなすりあい、部下のせいにして、自分は生き延びようとする手合いであるからだと思う。それで、「事務局員の集まりのトップ」、「市役所の係長ぐらい」のカオにしかなれないのだろうと思う。

その点、アメリカの大企業のCEOは、チガウと聞く。その代わり、独裁にちかいとも聞く。ハラをくくって、くくり間違えば自分の首が飛ぶ。それを覚悟のうえで、会社を統括する。

日本も、大統領制に移行すると、震災復興をはじめとする種々の問題において、すみやかな改善がなされていくのだろうか?


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