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対談:加藤登紀子・佐藤優「時には父の話を」 [歴史雑感なぞ]

5月11日(木)配信の、登紀子の「土の日」ライブVol.33は、ゲストに作家の佐藤優さんをお招きして「時には父の話を」と題して、佐藤さんのご両親のこと、15歳でヨーロッパひとり旅をされたこと、同志社大学神学部に在学中だった頃に私の父と熱い交流があったことなどを、語っていただきます。佐藤さんは本当に何にでも詳しくて、ディティールがすごく伝わりやすいんです。中身のぎゅっと詰まった1時間。ぜひお楽しみください。

登紀子の「土の日」ライブVol.33「時には父の話を」
https://www.youtube.com/watch?v=saFx92qoN1c


十五の夏 上 (幻冬舎文庫)

十五の夏 上 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2020/08/06
  • メディア: 文庫



佐藤優外伝 (紙の爆弾2009年10月号別冊 ) [雑誌]

佐藤優外伝 (紙の爆弾2009年10月号別冊 ) [雑誌]

  • 作者: 山本 信二
  • 出版社/メーカー: 鹿砦社
  • 発売日: 2018/09/30
  • メディア: Kindle版



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古代史 令和の定説はコレだ!(「歴史人」10月号) [歴史雑感なぞ]


歴史人 2023年 10 月号 [雑誌]

歴史人 2023年 10 月号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: ABCアーク
  • 発売日: 2023/09/06
  • メディア: 雑誌



「定説」がころころ変わっては困るのだが、新事実が発見されればそういうこともあるだろう。なにしろ相手は古代である。誰も見ていない。状況証拠から犯人を特定するようなものである。進化論がどこまでも「論」であるのと同じく、歴史(特に古代)の諸々の「説」も状況証拠の積み重ねによる一判断でしかないといった程度に見ていくしかないように思う。それにも関わらず学校では歴史の授業があり教科書に沿って教えられる。ころころ変わる可能性のあるモノを教えていいものなのだろうかと思ってしまう。教えるときには、「あくまでも、コレは〈現在の「定説」〉に過ぎない!」と強調すべきであるように思う。知の世界は常に動いてる。物理学の世界もその最前線を覗くならオカルトまがいである。

目次を以下に示す。「古代史の中でもっとも悪役にされた蘇我一族の真実とは?蘇我氏と乙巳の変」など面白そうである。

以下目次から

変わる古代史「蛇行剣と鼉龍文盾形銅鏡の謎」国宝級の発見に日本が沸いた!
今さら聞けない「邪馬台国論争の現在地」
今さら聞けない「卑弥呼の真説」
今さら聞けない「大和王権」
今さら聞けない「古墳と天皇陵」
今さら聞けない「「聖徳太子と大化の改新」最新の定説とは?
蘇我氏と乙巳の変
壬申の乱
『古事記』と『日本書紀』

NHK未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する

NHK未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する

  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2007/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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詩人・伊藤比呂美が明かす「私の父は大物ヤクザでした」 [歴史雑感なぞ]

週間ポスト7月21・28日号に、詩人伊藤比呂美のことが出ている。タイトルは

詩人・伊藤比呂美が明かす「私の父は大物ヤクザでした」
https://www.news-postseven.com/archives/20230714_1886393.html?DETAIL

記事リード部には次のようにある。

著名人が自ら、ヤクザの子であると明かすことは珍しい。まして、それが文学者となればなおさらだ。その証言をもとに父親の足跡を追った。暴力団取材の第一人者(鈴木智彦)による渾身レポートである。

記事によると伊藤の父親は「東洋のアル・カポネ」と言われた高橋寅松の義弟になるという。だいぶ派手な(乱暴な)ことをされていたみたいである。後に足を洗うが、家族はその秘密に縛られていたようだ。

高橋寅松について検索すると「文春オンライン」掲載記事がヒットした。筆者は、「暴力団取材の第一人者(鈴木智彦)」である。

『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』より
https://bunshun.jp/articles/-/47664

サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~ (小学館文庫)

サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~ (小学館文庫)

  • 作者: 鈴木智彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2021/08/06
  • メディア: Kindle版


今であれば「ヤクザ=反社」で一発退場ということになろうが、むかしはそうではなかった。それなりに必要悪のようなカタチで機能していた。そういう雰囲気が分かる人は少なくなったろう。

当方の出身県の県議会議長は昭和初期の「血盟団事件」で人を殺している。その後地元の網元の養子に入って姓を変え、後に県漁連の会長もしたと思う。かくいう当方の高校時代の保証人は県議会副議長経験者でパチンコ店を経営する(元、現役?)ヤクザだった。うちの父親の大の親友がその義弟にあたり、保証人をどうしようかと家族で話し合っているところに、親友の奥さんがたまたまきて「じゃあ、うちの兄さんに頼んでみたら」という話になった。実際のところ当方は一度も保証人に会ったことがない。あとで聞くところによると母親の伯父はタクシー会社を起こしたのちに割烹旅館を営んでいた(俗にいう「置き屋」でもあった)が、保証人とは盃を交わす話もあったものの遠慮したとのことであった。もう皆、亡くなった。生きていれば100歳ちかく、また、それ以上の年齢になる人々である。

最近、以下の本で飛田東山という人物を知った。戦争末期、当時の皇太子(今の上皇)を養子に迎えてくれないかと依頼されたという。全身に入れ墨を彫った人物である。高倉健の演じた『唐獅子牡丹』のモデルであるともいう。驚きである。

昭和史の隠れたドン―唐獅子牡丹・飛田東山

昭和史の隠れたドン―唐獅子牡丹・飛田東山

  • 作者: 西まさる
  • 出版社/メーカー: 新葉館出版
  • 発売日: 2020/09/01
  • メディア: 単行本


話が長くなったが、当の伊藤比呂美が自身の父親のことを「わたしのおとうさんのりゅう」と題して書いているようだ。以下のサイトで見ることができる。当方もこれから読むのだが、おもしろそうである。
https://note.com/sayusha/n/na5817f76bbac


日本人は「反社」がお好き(飛田東山との関係で)
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2022-08-18

昭和残侠伝 唐獅子牡丹 [DVD]

昭和残侠伝 唐獅子牡丹 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2014/03/14
  • メディア: DVD


世の動きの裏側が見える人がいる 
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2023-07-01-1

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「日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実」ワニブックス [歴史雑感なぞ]


日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 -

日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 -

  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2023/06/09
  • メディア: Kindle版



「日猶同祖論」というものがある。日本人とユダヤ人は祖先を同じくするという考えだ。聖書的には元をただせば人間はみな同じ先祖(アダムとエバ)から出ているので、共通の祖先をもつことになるのだが、日本人とユダヤ人については特別にそのように論じる根拠があるとされ、そのように論じられてきた。実際のところ、実の兄弟が相似るように、日本文化とユダヤ文化は確かに似ている点が少なくないのである。

日ユ同祖論
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E3%83%A6%E5%90%8C%E7%A5%96%E8%AB%96


上記イメージ書籍は、予備校で教鞭をながく執ってきた茂木誠氏と東北大学名誉教授の田中英道氏の対談から成る内容のようである。

当方は、以下のユーチューブ動画でそのことを知った。これまでもユダヤの歴史を興味深く(現代にも結び付けて)語ってきた茂木氏である。上記書籍もおもしろいのではないかと思っている。

天皇とユダヤの「3種の神器」に隠された驚愕の真実│茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=FrShBtLDggk&t=625s

秦氏のルーツはユダヤ?秦の始皇帝?ローマ帝国?|茂木誠
https://www.youtube.com/watch?v=jGaYbjeOK5U


ユダヤ人埴輪があった! 日本史を変える30の新発見

ユダヤ人埴輪があった! 日本史を変える30の新発見

  • 作者: 田中 英道
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ジオ・ヒストリア

ジオ・ヒストリア

  • 作者: 茂木誠
  • 出版社/メーカー: 笠間書院
  • 発売日: 2022/10/25
  • メディア: Kindle版


https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2023-01-08
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茨城・龍ケ崎の牛久沼 85年ぶりの越水で浮き彫りになった課題 [歴史雑感なぞ]

茨城・龍ケ崎の牛久沼 85年ぶりの越水で浮き彫りになった課題
https://mainichi.jp/articles/20230702/k00/00m/040/160000c

「異常気象の脅威が広がる中、穏やかだった水域でも被害が想定を上回る恐れが浮き彫りに」の一文が重い。

治水のための試みはいろいろなされているものの・・

小川芋銭の河童の里である。

カッパが暴れたのかもしれない。

河童芋銭----小説小川芋銭

河童芋銭----小説小川芋銭

  • 作者: 正津 勉
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2008/12/18
  • メディア: 単行本



小川芋銭

小川芋銭

  • 作者: 山村 暮鳥
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/10/04
  • メディア: Kindle版



小川芋銭先生と私

小川芋銭先生と私

  • 作者: 野口 雨情
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/10/04
  • メディア: Kindle版



住井すゑ作品集〈第8巻〉

住井すゑ作品集〈第8巻〉

  • 作者: 住井 すゑ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2023/07/03
  • メディア: 単行本


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「歴史を語らせたら天下一品」と本郷和人がいう人物(サンデー毎日2023.7.2-9から) [歴史雑感なぞ]

本郷和人東大史料編纂所教授が、「掛け値なし」「古文書の解読能力は日本一」「歴史を語らせたら天下一品」「古文書に代表される歴史資料を、こんなに面白くみんなに伝えられる方は他にいない」という人物について『サンデー毎日2023.7.2-9』の連載「日本史 今までにない人物伝」p48,49で書いている。

サンデー毎日 2023年 7/2・9合併号【表紙:美少女戦士セーラームーン(イラスト)】

サンデー毎日 2023年 7/2・9合併号【表紙:美少女戦士セーラームーン(イラスト)】

  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2023/06/20
  • メディア: 雑誌


その人物は2020年から愛知大文学部長を務める 山田邦明氏。

どうして古文書解読に優れているかというと「書道を会得し」「草書体が頭に入って」いるからだという。多くの場合には草書体などに崩された文字をきちんと一字一句ときほぐすのではなく「ここは文書の決まりとして『恐々謹言』だな」「こういう内容が書いてあったら、次にはこの判断が出てくるだろうな」と予測しながら読み進めていくのだそうである。ところが山田さんは・・というわけである。

その山田邦明著『上杉謙信』を、本郷は「たいへんな名著」「戦国時代に興味のある方は、ぜひ買ってください。絶対のお薦め!」という。

上杉謙信 (307) (人物叢書)

上杉謙信 (307) (人物叢書)

  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2020/08/31
  • メディア: 単行本


ところが、それに続く言葉は、「ただし、前もってお断りしておきますが、面白くはありません。え、名著なのに面白くないの はい、そうなんです。どういうことか、分かりますか?」である。


上記書籍は『吉川弘文館』からでている「人物叢書」シリーズの一冊。当方も数冊読んだが、「面白くは」ない。最近、読んだのものでは『南総里見八犬伝』と縁の深い『里見義堯(ヨシタカ)』、「遠山の金さん:遠山景元」の父上『遠山景晋(カゲミチ)』、黒田官兵衛また黒田如水こと『黒田孝高(ヨシタカ)』を読んだが、はっきり言って面白くなかった。

その理由を本郷は記していく。簡単にいえば歴史史実の確度の低いものを取り去り、庶民のねがいやら憧れやら、願望やらにもとづく物語性を排除すると、歴史的に立派な仕事ではあっても面白味のないものになってしまうということだ。

歴史の叙述スタイルの「編年体」と「紀伝体」、そしてさらに「卒伝」なる言葉をあげて本郷は説明していく。かんたんに言えば、歴史事実を箇条書きした本とわくわくどきどきの歴史物語とではどっちがオモシロイでしょうか、という話しである。『卒伝』について知りたい方は、どうぞ本文を・・

そうして本郷は次のように記す。「もう一度くり返しますと、山田さんはなにしろ歴史的なエピソードを膨大に頭に入れていて、しかもそれをどう利用したら話が盛り上がるか、演出のすべも熟知していた。にもかかわらず、確度の低い史料を拠り所にする方法を敢えて捨て、信頼できる上杉謙信像を叙述した。著者が一歩引くことで、これからずっと安心して参照できる歴史資料を社会に提供する。歴史学者として、とても立派な仕事だと敬服します」。

そして後、自分の連載の立脚点を示して結語としている。

「ただし、本コラムは山田さんの姿勢とは逆で、ぼくの思いを前面に押し出して書く、というものです。次回は、山田さんのお仕事も念頭に、ぼくなりの謙信のイメージを書いてみたいと思います」。

本郷の連載を知ってはいたが、実際に目を留め、通して読んだのは今回が初めてである。「古文書」と「吉川弘文館」「歴史叢書」といった言葉にからだが反応したのかもしれない。

なにはともあれ次回がたのしみである。

黒幕の日本史 (文春新書)

黒幕の日本史 (文春新書)

  • 作者: 本郷 和人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/04/20
  • メディア: Kindle版



日本史を疑え (文春新書)

日本史を疑え (文春新書)

  • 作者: 本郷 和人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2022/05/20
  • メディア: Kindle版



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昭和天皇の第一皇女•東久邇成子さんの逸話と若すぎる死の真相【皇室】 [歴史雑感なぞ]

YouTubeの紹介で、次の動画を見る。これまでの視聴歴からオススメとしてアップされたということのようだ。

昭和天皇の第一皇女•東久邇成子さんの逸話と若すぎる死の真相【皇室】
https://www.youtube.com/watch?v=0Xt_59ssUaw

平成天皇(現・上皇)に姉が4人もいたとは知らなかった。その長女にあたる方のことが取り上げられている。やはり長男・長女には、それなりの意識が備わるようである。また、実際そのように昭和天皇の第一皇女は振る舞われたように思える。親(昭和天皇・皇后)にしても、その死は特別なものであったろう。エリザベス女王なみに、長生きされていたら・・という仮定のもとでの、動画投稿者の思いが示されているが、ナルホドである。


「暮しの手帖」とわたし

「暮しの手帖」とわたし

  • 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
  • 発売日: 2010/05/15
  • メディア: 単行本




共通テーマ:日記・雑感

『アメリカ大統領歴代研究ポータル』を知る [歴史雑感なぞ]

9・11のメモリアルに歴代大統領、ブッシュ、クリントン、オバマ各氏が顔を連ねている様子を見た。それで、ネット検索をかけてみた。興味本位で恥ずかしいのだが、「ビル・クリントン 身長」で調べた。ひときわクリントンの背が高く見えたからである。どれほどあるのか知りたくなった。

そうしたら、面白いサイトが見つかった。『アメリカ大統領歴代研究ポータル』というサイトである。ホームページがまんがチックなので、信頼性が心配になったが、中身はしっかりしているようである。(この「ようである」というのは、当方が記事の中身の正確さを判断できないほど無知であるというだけの話)。

西川秀和という方が管理者である。氏は『アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1) 』ほか、複数の著作、翻訳をものしている。「アメリカ人の物語」で、ワシントン大統領が、その1ということだが、歴代大統領を順次書いていくつもりだろうか。氏のサイトをみるとやりかねない雰囲気である。

アメリカ大統領歴代研究ポータル
http://www.american-presidents.info/index.html

サイト内に、歴代大統領を評価する、複数のランキングが示されている。また、それらを見る上での問題性、注意すべき点が指摘されている。示されているのは以下のランキングである。

シュレジンジャー(1948) / シュレジンジャー(1962) / マレーとブレシング(1962) / マラネル(1968) / WSJ(2000) / C-SPAN(2009) / シエナ機構(2010) / アメリカ政治科学協会(2015) / C-SPAN(2017)

そこに示される大統領名をクリックすると各氏の経歴、「政権の特色と課題」が示される。筆記量膨大である。

評価・採点項目は以下のようなものである。組織でなんらかのリーダーシップを取る方は参考になるにちがいない。

 1、国民を説得する能力
 2、危機におけるリーダーシップ
 3、経済に関する手腕
 4、倫理的権威
 5、国際関係
 6、行政手腕
 7、議会との関係
 8、先見性・方針決定能力
 9、公正の追求
 10、時代の流れに即した行動

ちなみに、ランキングに複数回示されている「C-SPAN」を調べると、「アメリカ合衆国議会を中心に、政治を専門とするケーブルチャンネル(Wikipedia)」だそうである。ネットサイトもあるし、ユーチューブ配信をしていることも分かった。さっそく以下のチャンネルを見ると、9・11メモリアルの カマラ・ハリス、ジョージ・ブッシュの挨拶を聞くことができた。

C-SPAN
https://www.youtube.com/cspan

最後になったが、ビル・クリントンの身長は188.0㎝、体重104.4㌔、BMI29.5だそうである。
http://www.american-presidents.info/sinncyotaijyuu.html


アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1)

アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1)

  • 作者: 西川秀和
  • 出版社/メーカー: 悠書館
  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: 単行本




共通テーマ:日記・雑感

ウクライナで8000体分の遺骨発見 [歴史雑感なぞ]

ウクライナで8000体分の遺骨発見 旧ソ連のスターリン「大粛清」の犠牲者か8/26(木) 16:52配信 JIJI.COM
https://news.yahoo.co.jp/articles/a72f4bef99af22af18704b1db9bf23da33fdcaae

〈【キエフAFP時事】ウクライナ南部オデッサで、旧ソ連の独裁者スターリンによる「大粛清」の犠牲者のものとみられる5000~8000体分の遺骨が発見された〉という。


「粛清」の「粛」は、よく政治家が口にする。「シュクシュクと進めてまいります」という時の「粛」である。

「粛」には、「おごそかに、規律を保って、静かに・・・」という意味合いがあるという。
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/54141

それでもって「清」める。「粛々」と清める。

イメージとしては、神職が、境内・神域を掃き清めるかの印象である。

ところが、実際には、殺戮である。

怖い話だ。


粛清
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%9B%E6%B8%85

大粛清
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%B2%9B%E6%B8%85




粛清で読み解く世界史

粛清で読み解く世界史

  • 作者: 神野 正史
  • 出版社/メーカー: 辰巳出版
  • 発売日: 2018/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2018-11-22

以下、当方未読

ソ連極秘資料集 大粛清への道―スターリンとボリシェヴィキの自壊1932‐1939年

ソ連極秘資料集 大粛清への道―スターリンとボリシェヴィキの自壊1932‐1939年

  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2021/08/27
  • メディア: 単行本



文庫 毛沢東の大飢饉: 史上最も悲惨で破壊的な人災 1958-1962 (草思社文庫)

文庫 毛沢東の大飢饉: 史上最も悲惨で破壊的な人災 1958-1962 (草思社文庫)

  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2019/02/05
  • メディア: 文庫



Frank Dikötter
From Wikipedia, the free encyclopedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Frank_Dik%C3%B6tter

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「不労所得」「華族」「ノブレス・オブリージュ」 [歴史雑感なぞ]

先の更新で、「株式投資」でサラリーマンも「億」のマネーを持つことができることを知った。要するに「不労所得」である。「億」のカネはもっぱら、お金に働いてもらったわけである。
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2021-08-1

NHKで放映された「華族 150年の旅路 ~激動を生き抜いた日本の名家~」という番組がYouTubeにアップされている。

華族制度と言えば「公(・侯・伯・子・男)爵」など、爵位をもった人々を思い出す。とりわけ、公(・侯・伯)爵は、公家や大名家の出自で、先祖の遺産で食べてきた方たちである。まさに「不労」で暮らした方たちだ。

さっそく、どんなものか見させてもらった。

華族 150年の旅路 ~激動を生き抜いた日本の名家~
https://www.youtube.com/watch?v=aWq4iJhjeWk


鍋島家、徳川家、近衛家、立花家の足跡がしめされる。関東大震災、戦争をはさんで窮乏していった様子が示される。国宝級の先祖伝来の家宝を手放さなくなったり、高額の相続税が課されて土地を売り飛ばさざるを得なくなったり、その暮らし向きは変わっていく。

ひとつはっきり知ることができたのは、制度創設以来、華族が歴史的にみて大きな仕事を果したということである。大きな仕事をしたから(渋沢栄一・子爵のように)華族に連なったという人もいるが、先にあげた家族も一般庶民とはけた違いの役割を果たしてきた。外国に大使として遣わされたり、鹿鳴館で外国人を饗応したり、北海道の開拓事業に腐心したり・・、首相(近衛文麿)になった方もいる。

華族制度がなくなった今でも、その子孫はいる。彼らは(少なくともカタチの上では)「不労所得」で暮らしているわけではない。なんらかの仕事をもっている。美術館の運営をしたり、アートディレクター、旅館経営などしている。

当番組には近衛文麿のひ孫にあたる近衞忠大氏が登場している。細川護熙元首相に似ていると思ったら、元首相は伯父にあたるという。Wikipedia『細川護熙』の項をみると<旧熊本藩主細川家第17代当主・細川護貞と、五摂家筆頭近衛家の第29代当主で昭和初期に貴族院議長や内閣総理大臣を歴任した近衛文麿の次女・温子との間の長男>とある。とてつもない血統である。

以前、どこで読んだか忘れたが、ビル・クリントンが細川護熙首相と会ったときのことが記されていた。クリントンは、その時、アメリカ大統領であったが、細川護熙首相の、その代々つづく血統の良さに参ってしまったような話を読んだ。思わず、敬意をしめさざるを得ないような雰囲気があったというような話だったように思う。


ちなみにWikipediaで『不労所得』の項目を見たら、「関連項目」として<ジェントリ、貴族、ランティエ、高等遊民、ラットレース>と出ている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8A%B4%E6%89%80%E5%BE%97


そのうちの『ジェントリ』の項をみると、以下の説明がある。

ジェントリ同様、細川護熙元首相からも、そのような積み重ねられたモノが自ずと感得されてのことかもしれない。

<イギリスにおいてジェントリが「ジェントルマン」として社会的尊厳を保ち続けていたことはよく知られているが、これは彼らが広大な土地を所有する地主(不労所得者)として単に贅沢を楽しみ収奪する存在だけではなく、(少なくとも建前の上では)地域社会に奉仕する名士として振るまい、かつそれを周囲に示し続けることで、彼らの支配こそが最上の者による支配なのだという印象を終始維持し続けられたためである。それは、戦争があれば自ら率先して戦場に赴くことであったり、治安判事などの官職を無給で引き受けて地域の治安維持や収税に努めることであったり、慈善事業に積極的に取り組んで地域社会に貢献することであった。これらの行いはノブレス・オブリージュ(仏: noblesse oblige ― 高貴なる者の義務)と呼ばれ、商業的に成功した新興の富裕者(成り上がり者)と異なり、ジェントリは自己の利益だけを顧みない(実際には無給の官職は不労所得者(つまり上流階級)以外の政治参加への道を閉ざしていたことはさておき)名士的な存在であるとの印象を周囲に与えた。>Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA

以下、当方未読

華族 近代日本貴族の虚像と実像 (中公新書)

華族 近代日本貴族の虚像と実像 (中公新書)

  • 作者: 小田部雄次
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/07/11
  • メディア: Kindle版



華族誕生 名誉と体面の明治 (講談社学術文庫)

華族誕生 名誉と体面の明治 (講談社学術文庫)

  • 作者: 浅見 雅男
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/01/10
  • メディア: 文庫



中世のジェントリと社会 (世界史リブレット)

中世のジェントリと社会 (世界史リブレット)

  • 作者: 由紀夫, 新井
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: 単行本




共通テーマ:日記・雑感

「兵役を拒否した日本人」がいた [歴史雑感なぞ]

ここのところ、当該ブログは終戦の日を控えて戦争特集のようになっている。

横井庄一、奥崎謙三、山口淑子、小野田寛郎、神風特攻兵などを話題にとりあげてきた。皆さん、戦争で苦しんだ。イヤな思いをした。戦友を失った。望んで戦争に行ったわけではない。やむなく出向いただけだ。そのような感想を述べている。

まとめれば、戦争はご免だ。こりごりだ。ということになる。それは、昭和一桁以前で(職業軍人は別とし)戦争を多かれ少なかれ経験した方にほぼ例外なく共通していえるように思う。

先の更新で、特攻兵に仲間を158人も一度に殺された元・米駆逐艦乗員と、元・特攻兵が面談した時のことを記した。〈目の前にいるのは、自分と同じ人間だ。戦争というルツボに放り込まれて、やむなく「敵」になっただけだ・・〉そういう実感が、互いの敵意、わだかまりを解く土台になった。https://bookend.blog.ss-blog.jp/2021-08-13-1

戦争は究極的には殺し合いである。参加する以上、殺すことになる。殺人である。それが、イヤなら、最初から参加しなければいい。戦争というルツボに入らなければいい。

国から、召集令状が届く。「赤紙」と言われた。誰もが内心は悲嘆しながらも「お国のため」と受け入れる。歓呼の声に送られて、嫌々ながら、しかし本心を顔に出すことなく入隊する。初年兵イジメなどというものがあって、たいした理由もなく殴られる。死ぬ覚悟をさせられる。「殴られるのがいやで、貴様、死ねるか」ということなのだろう。「貴様」と呼ばれて、ぶんなぐられる。入隊すればどうなるかわかっているのである。暗い気持ちになるのは当然である。送り出す家族にとっては、大事な夫、息子、兄弟を戦争にとられる。労働力を失う。戦地で果てるかもしれない。内心はイヤなのだが、それでも、赤飯を炊いて送り出す。

ほぼ皆して、いやいやながら、戦地に出向き、送りだしてきたのだ。それなら、初めから行かなければいい。送りださなければいい。

しかし、そんなことは口が裂けても言えない。法律などなくても、世間が許さなかった。「だって、みんなそうしてるんだよ」という話しになる。日本人のいちばん弱いところである。みんながそうしているとあらば、荒れ狂う海にも飛び込む。
「沈没船ジョーク」https://toeic-town.net/titanic-joke/

ここのところ見てきた動画から、徴兵されるとは「死」と似ていると思った。死は受け入れがたい。しかし、避けようがない。誰もが例外なく死ぬ。自分もいずれ逝かざるをえない。イヤなことだが、引き受けざるを得ない点で、死と似ている。ちがいは、困難はともなうものの、徴兵・兵役は拒否することもできなくはないということだ。

歴史をみていくと、戦時下という、同調圧力がはなはだしく強まる時にも、個人として選択する自由を行使し、兵役を拒否した人々がいた。もっとも、そのために国家から(世間から)自由を奪われた。弾圧を受け、収監された。当方は、それを岩波新書の『兵役を拒否した日本人―灯台社の戦時下抵抗』で知った。

兵役を拒否した日本人―灯台社の戦時下抵抗 (岩波新書)

兵役を拒否した日本人―灯台社の戦時下抵抗 (岩波新書)

  • 作者: 真美, 稲垣
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1972/07/20
  • メディア: 新書



『灯台社』の人々が兵役を拒否したのは、もっぱら信仰上の理由によるものだ。聖書の教えに照らして兵役を拒否した。彼らは第二次世界大戦下の日本・ドイツ・イタリア の 枢軸国陣営 においても、 アメリカ・イギリス・フランス・中国・ソ連 などの 連合国陣営 においても、その信仰のゆえに弾圧を受けた。

彼らは、今日でも活動している。『灯台社』とは、 ❝Watchtower❞ : Watch Tower Bible and Tract Society のことである。「灯台社」は戦後、名称を変え「ものみの塔聖書冊子協会」として現在も活動している。宗教法人としての彼らの活動が日本において制限弾圧されるようなことは生じていないが、現在『ロシア』においては、<"過激主義"組織の活動を組織し,それに参加し,または資金を提供した容疑がかけられて>、法人財産が没収され、多くが投獄されている。

信仰ゆえに投獄される
https://www.jw.org/ja/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E6%B3%95%E7%9A%84%E9%80%B2%E5%B1%95/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E5%88%A5/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2/%E3%82%A8%E3%83%9B%E3%83%90%E3%81%AE%E8%A8%BC%E4%BA%BA-%E6%8A%95%E7%8D%84/

長くなった。言いたいことは、「戦争というルツボに入らナイ」選択は可能であり、そうした人々は実際にいるということである。

以下、当方未読

良心的兵役拒否の潮流―日本と世界の非戦の系譜

良心的兵役拒否の潮流―日本と世界の非戦の系譜

  • 作者: 真美, 稲垣
  • 出版社/メーカー: 社会批評社
  • 発売日: 2021/08/14
  • メディア: 単行本




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「敵」も、同じ人間 [歴史雑感なぞ]

特攻隊 62年目の再会 米兵の心にも傷
https://www.youtube.com/watch?v=Dr6DdSUdnG0

上記プログラムは、『特攻』を受けて沈められた駆逐艦ドレクスラー の元乗員(2名)が、鹿児島の知覧(特攻基地があった)を訪れ、元特攻兵と会うというもの。

ドレクスラーは、『特攻』を受けた後「49秒で」沈み、乗員158名が亡くなっている。

ドレクスラー (駆逐艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC_(%E9%A7%86%E9%80%90%E8%89%A6)


番組収録時(14年前)は、日系人のスティーブン・オカザキ監督による『ヒロシマ ナガサキ(原題White Light/Black Rain)』とリサ・モリモト監督による『TOKKO~特攻』が、日本公開されている頃。


ヒロシマナガサキ [DVD]

ヒロシマナガサキ [DVD]

  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2008/03/28
  • メディア: DVD



TOKKO-特攻- [DVD]

TOKKO-特攻- [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: DVD



元特攻兵は語る。「死にたい人はおらんですよ。青春かなと思うた時には、この世を去らにゃいかん。 だけど、『鬼畜米英』とか、そういう教育を受けとったから、戦争に負ければ、おそらく日本人全部が、こきつかわれて、この世を去っていかにゃいかんじゃろ・・」

ナレーションが入る。「目の前にいるのは、自分と同じ、生きることを望みながらも、おのれの使命を果たそうとした元兵士。その彼は、死を覚悟した機内で、ひとり歌をうたったという。(元特攻兵は「ウサギ追いしかの山・・」とくちずさみ、元米兵は聞き入る)」


元米兵は知る。目の前にいるのは、自分と同じ人間である。

その認識が、わだかまりを溶く。敵も味方もない。同じ人間である。戦争というルツボに放り込まれて、やむなく「敵」になっただけだ。・・・


もう一つプログラムを見る。こちらは、鹿児島・知覧を空爆しようと飛来したものの、高射砲で撃墜された米軍機搭乗員の慰霊碑を建てた戦後生まれの若者のドキュメンタリー。

慰霊碑建立の動機は、「敵」も、同じ人間という思い。その強い思いはどのようにして生まれたか・・

Secret story; A US soldier memorial monument in Chiran, the Kamikaze Attack Base
https://www.youtube.com/watch?v=GCNBQWunfYI


上記プログラムは、〈制作・著作〉中央大学FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミ となっている。松野良一氏は、元TBSディレクターで『報道特集』を担当していたという。キャスターをしていたこわもての料治直矢を思いだした。

以下、当方未読

戦争を生きた先輩たち―平和を生きる大学生が取材し、学んだこと〈1〉

戦争を生きた先輩たち―平和を生きる大学生が取材し、学んだこと〈1〉

  • 出版社/メーカー: 中央大学出版部
  • 発売日: 2021/08/13
  • メディア: 単行本



証言で学ぶ「沖縄問題」―観光しか知らない学生のために

証言で学ぶ「沖縄問題」―観光しか知らない学生のために

  • 出版社/メーカー: 中央大学出版部
  • 発売日: 2021/08/13
  • メディア: 単行本


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J・F・Kの甥がカミカゼ『特攻」の本を書いている [歴史雑感なぞ]

終戦記念日をひかえて、当該ブログも戦争特集のようなことになっている。

先に「神風特別攻撃隊」のことを記した。

以下は、ロバート・F・ケネディ元司法長官の息子であり、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥にあたる人物の著作である。


特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ―米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実

特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ―米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実

  • 出版社/メーカー: ハート出版
  • 発売日: 2010/07/12
  • メディア: 単行本



以下のYouTube動画は、その宣伝用に作成されたものであるらしい。2つのバージョンがあるが、内容はほぼ同じである。違いは、どちらもウィンストン・チャーチルの肖像から始まるが、上は若い頃、下は年がいってからのものである。

歳をとってからの面構えがいい。


特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ【神風特別攻撃隊】
https://www.youtube.com/watch?v=eMsClK2fykI

https://www.youtube.com/watch?v=kBN-cEkuPBE



ダテにチャーチルをひき合いに出しているわけではなく、彼の好んだ詩が引用される。マコーリーの『橋の上のホラティウス』という作品だ。いかにもチャーチルの好きそうな内容である。たんに好きなどというのでなく、この詩句を生き方にしていたように思われる。

Lays of Ancient Rome (English Edition)

Lays of Ancient Rome (English Edition)

  • 作者: Macaulay, Baron Thomas Babington
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/05/13
  • メディア: Kindle版




1000人を相手に孤軍奮闘したローマの勇士の話である。


なんのことはない。日本に置き換えれば、「家康に過ぎたるもの」と言われた武将 本多平八郎忠勝であろう。
https://intojapanwaraku.com/culture/74139/

歴史街道 2008年 03月号 [雑誌]

歴史街道 2008年 03月号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: 雑誌




それに匹敵相当する働きをしたのが「特攻」であるとケネディーは言いたいようだ。


トーマス・マコーリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC#%E6%96%87%E7%AD%86%E6%B4%BB%E5%8B%95


わが半生 (中公クラシックス)

わが半生 (中公クラシックス)

  • 作者: W・チャーチル
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/10/09
  • メディア: 単行本



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「生き抜く」最後の日本兵・小野田寛郎 [歴史雑感なぞ]

「生き抜く」最後の日本兵・小野田寛郎
https://www.youtube.com/watch?v=I55pGrmbX1c&t=10s

上記、インタビュー・ドキュメンタリーを視聴。

リアル・タイムで、日本に帰ってきたときの記者会見を見た。小野田さんは「野獣」のような顔をしていた。

しかし、当該プログラムでインタビューを受ける小野田さんは、魅力的な笑顔の老人になっている。大企業の重役のような雰囲気である。

驚いたことに、小野田さんは、単にフィリピンのジャングルに潜んでいただけでなく、1945年8/15以降も、戦闘をしていた。フィリピン軍の山狩りの対象となった。戦わざるを得なかった。

友軍のほとんどすべてが投降しても、出ていかない。戦争が終結したとの呼びかけがなされても、出ていかない。最終的に、元・上官がやってきて、与えられていた任務から解かれるまで、踏みとどまる。

根っからの軍国主義者ではなかった。父親は議員、母親は教員。長兄は旧制一高、東京帝大をでたウルトラエリートである。小野田さんは、兄弟のなかでは出来がわるいとされていた。そして、父親との確執があって、中学を出た後、17歳で中国に渡り貿易商として働きだす。徴兵されるまでは、ダンスホールに通い社交を楽しみ、青春を謳歌していた。

徴兵後、中国語ができるなどの理由から陸軍中野学校に入校することになる。フツウの軍人とは異なる自由な教育を受ける。その後、フィリピン・ルバング島に派遣される。そこから小野田さんの戦争がはじまる。東京オリンピックのことなど、新聞・ラジオで知っていたという。しかし、小野田さんの戦争は、さらに続く。

日本に帰って、いちばんしたかったことは、共に最後まで戦って亡くなった戦友の家族に会って謝罪することであった。この点は、戦友の最後の様子を遺族に伝え、慰めるカタチで戦友を弔おうとする横井庄一さんや『ゆきゆきて神軍』の奥崎さんと共通している。

日本に帰って1年でブラジルに渡る。日本は「あまりにも変わっていた」。全国から寄せられた見舞金をすべて靖国神社に寄付したら、そのことで思わぬ反響がある。「攻撃され」る。軍国主義の復活などと騒がれる。戦前の一般的な考えからいけば、戦争に赴いて死んだ霊が行くところは「靖国神社」ということになっていた。兵士たちは、「靖国で会おう」と言って出征していったし、銃後を守る者たちの共通理解もそうであった。小野田さんは、生きて帰った自分はお金は働いて稼げばいい。自分への同情心からいただいた見舞金は、報われることなく亡くなった戦死者たちのために用いたい。そうした自然な気持ちに従って行動したことが「攻撃され」る。日本にいると、同様の精神的な衝突・葛藤が生まれ、喧嘩をしなければならなくなることに嫌気がさす。小野田さんは、人と関わることなく仕事のできる場所としてブラジルを目指す・・・
1:18:07~1:25:00

どんな立場にあろうと、生きる以上、「生き抜く」必要がある。

その点で類のない実例である。

以下、当方未読

小野田寛郎の終わらない戦い

小野田寛郎の終わらない戦い

  • 作者: 戸井 十月
  • 出版社/メーカー: シーオーツー
  • 発売日: 2012/10/13
  • メディア: Kindle版



たった一人の30年戦争

たった一人の30年戦争

  • 作者: 小野田 寛郎
  • 出版社/メーカー: 東京新聞出版局
  • 発売日: 2021/08/11
  • メディア: 単行本




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神風特攻は作戦として成功していた [歴史雑感なぞ]

神風「特攻隊」は、「当たって砕けろ」の代名詞、さくらのように綺麗に散るばかりのものと思っていた。

ところが、たいへん成功した作戦であったのだという。

世界が語る神風特攻隊
https://www.youtube.com/watch?v=EHZYOPI89SY

アメリカからみた【神風特攻隊(kamikazetokko)】第二次世界大戦
https://www.youtube.com/watch?v=evC_UP-J6ME

Kamikaze In Colour
Documentary about kamikaze pilots.
https://www.youtube.com/watch?v=VNeu_DgJG6Y&t=248s

どうして、成功の面が語られてこなかったのだろう。平和憲法下の日本において、戦争忌避のために口を封じてきたのだろうか。もちろん、フツウの軍事作戦ではない。そのこともあって、高く評価することが憚られてきたのだろうか。

以下のWikipedia記事をみると、艦船に体当たりした個人の名前もでている。彼らの犠牲は、決して「犬死」ではなかったということになる。しかし、それはとりもなおさず、相手(敵)方にとっては損害犠牲もたらした憎いヤツということになる。

個々の艦船の犠牲について示す記述(備考欄)をみていくと、憎つき特攻兵への彼らの態度が記されていて興味深い。

スポーツマンにはスポーツマンのこころが分かるように、武人には武人のこころが分かるということだろうか・・・

特攻で損害を受けた艦船の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%94%BB%E3%81%A7%E6%90%8D%E5%AE%B3%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%9F%E8%89%A6%E8%88%B9%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7


ミズーリ
1945年4月11日に石野節雄二飛曹の搭乗する零戦が突入、石野の遺体の一部が艦上に残された。ミズーリの艦長であるウィリアム・キャラハン大佐(第三次ソロモン海戦で戦死したダニエル・J・キャラハン少将の弟)は「祖国のために命を投げうってその使命を敢行した勇敢な男には、名誉ある水葬をもって臨むべきである。死した兵士はもはや敵ではない。翌朝、勇者の葬儀を執り行う」と石野を称賛し、異例とも言える敵兵の水葬を行った。その際わざわざミズーリの水兵が手作りで作った旭日旗で石野の遺体を覆って、礼砲まで撃っている。[30][31]

神風特攻隊 ミズーリ突入の軌跡
https://www.dailymotion.com/video/xuxje9

エセックス
1944年11月25日、神風特別攻撃隊第3香取隊の彗星艦爆が命中した。突入直前にエセックス乗組員が撮影した写真に写っていた尾翼の機体番号17により、突入したのは山口義則一飛曹(操縦)酒樹正一飛曹(偵察)の乗機と判明[37]。

エンタープライズ
1945年5月14日に富安俊助中尉搭乗の零戦がほぼ垂直に前部エレベーターに突入、そのまま5層の甲板を貫通して爆弾は艦の奥深くで爆発した。爆弾が爆発した場所に弾薬や燃料がなく誘爆はしなかったが、破孔ができ大量に浸水し船首が一時3m沈下した。[45] その後、海軍工廠で修理とオーバーホール中に終戦を迎えた。「ビッグE」という称号で呼ばれたり、日本側より6回も沈没と報じられたため「オアフ島の岸壁を走る幽霊」というあだ名が付いたエンタープライズを戦線離脱させ、[46] 米海軍関係者から、エンタープライズに特攻した富安中尉に対して「これまで日本海軍が3年かかってもできなかったことを、たった一人で一瞬の間にやってのけた。」と称賛の言葉が送られている。[47] エンタープライズはその後、復員船として運用された後に解体された。

【永遠の0】宮部久蔵のモデル、富安俊助
https://www.youtube.com/watch?v=nSXUPatpZus

バンカー・ヒル
1945年5月11日に小川清少尉と安則盛三中尉搭乗の零戦2機が、搭載していた500kg爆弾を投下後に突入。甲板上の艦載機が次々と誘爆し、船体に深刻な損傷を受けて戦線離脱を余儀なくされた。バンカー・ヒルはピュージェット・サウンド海軍工廠で修理を受けた艦船の中では最悪の損傷レベルであり[48]、修理後に復員船として運用された後は退役された。他のエセックス級空母が近代化改装を受け後年まで活躍する中、同型艦のフランクリンと共に近代化改装されることもなく、電子実験のプラットフォームなどに利用された後に解体された。[49]

特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ【神風特別攻撃隊】
https://www.youtube.com/watch?v=eMsClK2fykI
https://www.youtube.com/watch?v=kBN-cEkuPBE

ベローウッド
攻撃発進途中で戦闘機8機が緊急発進した直後に特攻機が艦攻が並んでいる飛行甲板上に命中、ベローウッドの飛行甲板上の艦攻と爆弾が次々と誘爆し、残存の艦攻と艦爆26機全部が全損するなど甚大な損害を受けた。ベローウッドはその後修理を受けて九州沖航空戦に参加、特攻時は離艦済みで難を逃れていたベローウッドの戦闘機部隊が、野中五郎大佐率いる第一回桜花神雷部隊を迎撃し、桜花部隊全滅に大きく貢献している[54]。

スワニー
植村眞久大尉率いる神風特攻大和隊の零戦1機が、スワニーの雷撃機着艦作業中を狙って高度1,000mから急降下して前部エレベーターに突入、零戦は飛行甲板を貫通し格納庫で爆発した。スワニーは沈没こそ逃れたが、アメリカ軍の被害状況報告書には「本艦設計の際に考慮されていなかった程の甚大な損傷である」と記述されている。[56]

マニラ・ベイ
艦橋構造部基部に命中した零戦が甲板を貫通し無線室で爆発、艦載機にも引火して一時は大火災となったが、艦長が昨日特攻による火災で沈没したオマニー・ベイの事例をよく調べ対策を講じており、火災を速やかに消火し、24時間後には航空機の発着が可能になるまで復旧させた[59]。命中した特攻機は本艦水兵が保管していた遺品により 半世紀ぶりに第十八金剛隊丸山隆中尉機と判明した[60]。

ルイビル
フィリピン戦では第7艦隊・第77.2任務部隊旗艦であったが、特攻攻撃により司令のセオドア・チャンドラー少将が戦死した。また命中したのは神風特攻旭日隊吹野匡中尉と三好精策少尉搭乗の彗星であったことが、ルイビルの元乗組員が持ち帰った破片から判明した[65]。アメリカ本国での修理完了後、1945年5月28日に第3艦隊の幕僚を乗せて沖縄に到着し艦隊に復帰していたが、6月5日に再度特攻機が命中、ボフォース 40mm機関砲の機関砲座と水上機用カタパルトと煙突が破壊され、9名が戦死37名が負傷した。ルイビルは再び修理のために本国に後退し、終戦時も修理中であった[66]。

オーストラリア
軽微な損傷を含めると5回(6回という説もあり)の最多の特攻被害艦、一回目は神風特攻隊「ゼロ号」の男こと久納好孚中尉機とも言われている[70]。1回目の命中の際には エミール・デシャニュー(英語版)艦長とジョン・レイメント副官が戦死している。修理のためにオーストラリア本国に帰還したが、オーストラリアの造船所はイギリス海軍艦艇の修理を優先的に行うこととなっていたので、イギリス本土の造船所に本格的な修理と改装のために回航されて、終戦まで復帰できなかった[71][72]。

自ら命を絶つのは美しい?
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2006-08-25

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