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ロシア人指揮者ゲルギエフご難

ロシアの指揮者ヴァレリー・ゲルギエフがオーケストラを解任されたり、公演がつぶれたりと御難にあっている。ロシアのウクライナ侵攻の責任を取らされた形だ。直接には関係ないのだろうけど、気の毒と言えば気の毒である。

そのゲルギエフのショスタコーヴィチ交響曲7番の演奏を聴いた。たまたまYouTubeのホーム画面に出てきたので見たのであるが、いい演奏である。

Dmitri Shostakovich, Symphony No. 7 in C major, Leningrad (1941). Conductor Valery Gergiev
https://www.youtube.com/watch?v=kwqZRhPXElQ

ショスタコーヴィチの交響曲全集はヤンソンスのものをもっているが、あまり聞かない。演奏がどうこうというのではなく、曲自体が総じて人バカにした感じがしていけない。

Shostakovich Complete Symphonies

Shostakovich Complete Symphonies

  • 出版社/メーカー: EMI Classics
  • 発売日: 2006/06/29
  • メディア: CD


名曲と言われる7番も小ばかにした感じが鼻について敬遠してきたがのだが、ゲルギエフの演奏を聴いて、これはいいと思った。美しい演奏である。

交響曲7番には標題が付いている。『レニングラード』。

第二次大戦の対独戦争で、ナチス独に攻囲されたレニングラードで書かれた曲であるという。

レニングラード包囲戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E5%8C%85%E5%9B%B2%E6%88%A6


なんのことはない。今のウクライナと同様の思いを経験しているということだ。

歴史は繰り返すというが、愚行は繰り返さない限る。プーチンもせいぜい歴史の本で学んだ程度で、身に沁みて経験してないので、同じことができるのだろう。

ショスタコーヴィチは対独だけでなく、自国への批判も含意しているという。小ばかにしているのは、独裁者スターリンへの当てつけなのだろう。

プーチンは、ゲルギエフのお友達で、いまウラル山脈の隠れ家に潜んでいるという情報もある。本当であれば、若い兵士を最前線に送り出しておきながら、情けない大統領である。

YouTubeで、ゲルギエフの演奏に含意されたショスタコーヴィチの思いを受け留める機会とでもすればいい。

The Power of Music: Shostakovich's Leningrad Symphony
https://www.youtube.com/watch?v=NxJYp8G6j_k

プーチン大統領は暗殺恐れウラル山脈に雲隠れか…身柄拘束には「懸賞金1億円」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/302101

ウクライナ侵攻、プーチンの攻撃性のウラにある切羽詰まった国内事情とは
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69112

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