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「青切符」抹消のために警察に電話

昨日、「青切符」を抹消してもらうべく、市警察の交通課長に電話をした。

当初、文書にまとめ、同じく「青切符」を切られた他の方と連名で送付しようと思った。が、週をまたぐと抹消は難しくなるというので、電話してみた。

結果は不如意であった。意の如くならずである。取締り110番のアドバイスには「所轄に乗り込んで」とあるが、時間的に難しかった。

すぐわかる!交通違反で検挙された時の3つのポイント(青切符)
http://xn--110-rf4b302pzd3bcnm.com/road-traffic-law/standard/

電話は以下の文面をほぼそのまま読んだ。課長はていねいに応じてくれた。

*****電話内容ここから*****

お忙しいところ恐縮です。

市内○○町に住む□□と申します。
要件は、一昨日、xx交番管内、**小学校ちかくの十字路でなされた取り締まりで「交通反則告知書」を発行された件です。発行したのはxx交番勤務の巡査部長の▽▽さんです。禁止時間帯に禁止個所に侵入したのは事実ですので、反省していますが、その取り締まりの方法に疑問を感じています。

本来であれば、規制時間中、子どもたちの下校を見守りつつ、誤って侵入しそうな車両があれば警告指導するのが本来の在り方、仕事であるように思います。地域住民との関係の深い交番勤務の方であれば、なおさらそうするのが親切であるように思います。

ところが、そうではなく、警告指導する立場としてではなく、あくまでも取り締まりとして待ち構えていました。▽▽さんは「現認」した以上、それ相応の処分をせざるを得ないの一点ばりで、とにもかくにも切符を発行するのが第一目標のようでした。さらに署名捺印しないならさらに拘束することも示唆されました。

禁止時間帯に禁止箇所に侵入したのは事実ですので、書名捺印しましたが、納得いきません。ちなみに、当方は、平成5年からこれまでずっと無事故無違反で過ごしてきました。もちろんゴールド免許です。自動車安全交通センター発行のSDカードも所持しています。そうしたことも考慮に入れてはいただけないのでしょうか。

ウィキぺディアで見たのですが、「交通反則通告制度」の運用に当たっての留意点として

交通取締り指導のあり方
交通指導取締りにあたっては、いわゆる点数主義に堕した検挙のための検挙あるいは取締りやすいものだけを取締る安易な取締りに陥ることを避けるとともに、危険性の少ない軽微な違反に対しては、警告による指導を積極的に行うこととし、ことさら身を隠して取締りを行ったり[注 3]、予防または制止すべきにもかかわらず、これを黙認してのち検挙したりすることのないよう留意すること。(一部抜粋)」

とありますが、当方の場合は今回の件に該当するように思います。・・・

**********ここまで***

回答として交通課長は、警察は警告指導と取り締まりを平行しておこなっていること。違反の事実があった場合には、公平性を保つために切符を切らざるをえないこと。発行された「交通反則告知書」の抹消はできないことを話してくれた。

当方がすこし食い下がると、それでも、納得がいかないとなれば、裁判に “訴える” ことができることを示唆してくれた。「青切符」の裏面にもそのことは記されている。反則金を納付しなければ、「刑事訴訟手続きで処理される」ことが記されている。その文面には、裁判に “かけられる” という印象がある。しかし、そうネガティブに考える必要のないこと、ポジティブに考えうることを教えられた気がした。

同時に、〈「反則金を納付しないこと」=「違反+α」〉と過度に負担に思う必要のないことを教えられた気がした。

さらには、「刑事訴訟手続きで処理される」ことは、納得がいかない場合の正当な手続きであり、(市民の側からすれば、不服申し立てするための)訴訟手続きを自分から起こすまでもなく、行政の側が用意し進めてくれる親切な手順にさえ思えた。

それは、期日内に反則金を納付しなければ自動的に始まる。

取締り110番の説明からいくと、そのようにすれば、ほぼ100%軽微な違反は「不起訴」になって、前科もつかず反則金も払わなくて済むという。(ただし、違反の点数は加算され、抹消できない)。

そうであれば、その親切な制度を活用しない法はない。

とはいえ、司法手続きに進むのは気分的に億劫である。そのためには時間も奪われる。当方は退職した身で、これまでの仕事の関係で、地方検察庁にも地方裁判所にも地図なしで行ける。出頭要請を受けても、同じ市内にそれらは所在し、出向くだけならたいした時間はかからない。とは言うものの、銀行の窓口に出向いて、反則金を納付する方が手続きとしてははるかにずっと簡単である。それに、他にもやるべきことはある。

こうなると、反則金を納付することは、行政側が用意してくれた、たいへん親切な取り決めにさえ思えてくる。

と、いうわけで、反則金を納付しないままにし「刑事訴訟手続きされ」て問題を裁判沙汰にし、これもまた人生勉強の一つと見做し、「乗り掛かった船」として、乗り進むべきかどうか、今思案しているのである。


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