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冨田勲「イーハトーヴ交響曲」 を聴く (メイを思いつつ)


イーハトーヴ交響曲

イーハトーヴ交響曲

  • アーティスト: 冨田勲,大友直人,初音ミク,日本フィルハーモニー交響楽団
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2013/01/23
  • メディア: CD



しばらく前、「イーハトーヴ交響曲」初演のネット中継を見た。大友直人指揮のオーケストラに初音ミクが共演することで話題になった。CDを欲しく思っていたが、そのまま来た。

いま、アマゾンが、「ミュージック・アンリミテッド」の契約を4ヶ月99円で提供している。それをいいことに、聴いた。プライム会員も、ただで聴くことができる。

パソコンに配信されたものを聴いた。ユーチューブでさわりを聞くこともできるが、音質がずっといい。


この5月、メイを亡くした。27歳。

熱中症で倒れた。救急隊員の蘇生の努力もむなしく終わった。

まだまだこれからである。お茶の水を出て、ストラスブール大に留学もした。


たまたま聴いたつもりでいた「イーハトーブ交響曲」だが、きょうはメイの49日なのだ。

クリスチャンのオジは、ひと月前に法要の話を聞いた。しかし、辞退した。それでも、そのことが、どこかに引っかかっていたのだ。

「イーハトーブ交響曲」の第5曲は「銀河鉄道の夜」となっている。これは死をめぐる物語だ。賢治の死生観が示されている。

冨田さんは、合唱曲に仕上げている。その歌詞は次のようなものだ。

「いつなのか わかりませんが
主はわたしに 言われるでしょう
もうよい おまえのつとめは終わった
その地をはなれて ここにおいで・・・」

マーラーの復活にも同様の歌唱があったと思う。讃美歌から取られているのかもしれない。


メイのつとめは終わったように思えない。まだ人生が始まったばかりだった。それなのに、である。

それでも、事実は事実として受け入れるしかない。さびしい話である。

しかし、慰めはある。自分の場合、「復活」だ。あの世での、ではない。この世での、だ。

この地上で再会する希望が聖書には示されてある。


マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」

マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: LPO
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: CD



舊新約聖書―文語訳クロス装ハードカバー JL63

舊新約聖書―文語訳クロス装ハードカバー JL63

  • 作者: 日本聖書協会
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1993/11/01
  • メディア: 大型本




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